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2024/05/17 12:38 |
松田聖子、映画「火垂るの墓」出演
歌手の松田聖子(45)が、映画「火垂るの墓」(日向寺太郎監督、来夏公開予定)で約6年ぶりに映画出演することが3日、分かった。同映画は作家・野坂昭如さん原作の直木賞作品の初の実写映画化。聖子は主人公・清太の母・雪子を演じる。映画出演は01年の「千年の恋 ひかる源氏物語」以来。なお主演の兄妹はオーディションを行い、清太役に吉武怜朗(れお)、妹の節子役に畠山彩奈が選ばれた。撮影は3日から今月下旬まで兵庫県内で行われる。

火垂るの墓
1945年の兵庫県南部を舞台とし、親を失くした幼い兄妹が終戦前後の混乱の中を必死で生き抜こうとするが、その思いも叶わず悲劇的な死を迎えていく姿を描いた。

野坂独特の饒舌かつ粘っこくて緻密な文体に加え、戦時下での妹との死別という実体験や情念も盛り込まれ、独特の世界観と感慨を読者に与えてくれる。文藝春秋社『オール讀物』昭和42年10月号に掲載され、「アメリカひじき」と共に、第58回直木賞(昭和42年下半期)を受賞する。1968年に『アメリカひじき・火垂るの墓』として文藝春秋社より単行本化。現在も新潮社より文庫本が出ている。

野坂昭如はこの作品を執筆していた当時、他にも小説やコラムなどの仕事を何本も抱え込んでいたと後に語っている。ひたひたと忍び寄る締め切りと何人もの担当者とのやり取りで受けるプレッシャーに晒され、まさに地獄のような日々の中でなんとか著述して原稿を仕上げていた大変な時期だったらしい。その後も多忙な日々が続いたためアニメ映画化を許諾してからも原作を読み返すことなく試写会に足を運び、映像化されて初めて、そして改めてこの作品の内容の重さと悲しさを実感し涙が止まらなかったと語っている。
事実、孫娘の学校での宿題の「火垂るの墓の作者は、どういう気持ちでこの物語を書いたでしょうか」という問いに対し、野坂自身は孫に対し「締め切りに追われ、ヒィヒィ言いながら書いた」と言ったと、TV番組で発言していた。

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2007/09/04 13:00 | 芸能

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