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2024/04/25 03:39 |
広がりを見せるコスプレ
店員がコスプレ衣装を着用してサービスを提供する飲食店(コスプレ系飲食店)や風俗店等が続々と登場し、また女優がアニメやゲームキャラの衣装を着用して登場するアダルトビデオ等も数多く販売された。

90年代末~2000年以降になると、インターネットの普及でコスプレイヤー各自がホームページを作成するようになり、ネットアイドル的要素を包含するようになる。更には自主制作・同人レベルでコスプレ写真集やCD-ROM写真集を作成、同人誌・同人ソフトとしてコミックマーケット等で直接、若しくは同人誌専門店を通じて頒布するコスプレイヤーやカメラマンも出るようになった。

撮影の場も、各種イベントだけではなく、コスプレイヤーやカメラマンが自主的に主催する個人撮影会、イベント会社やモデル事務所がコスプレイヤーと契約する形で、写真撮影会が行われる事も多くなった。最近では秋葉原の歩行者天国でコスプレ系飲食店や各種ゲーム等の宣伝活動を行っている店員・コスプレイヤーを撮影する事例も増えてきている。

これとは別に、アニメやゲーム等の宣伝要員として、人気のあるコスプレイヤーを「公式コスプレイヤー」として起用する例も見られるようになる。セガが始めた「MMB(まろん、めろん、びとら)」がその先駆けだと言えよう。近年では、無名でも、公式コスプレイヤー(月宮うさぎ、桐乃まみ等)になる事で人気コスプレイヤーになる場合もある。

また、人気コスプレイヤーの中には芸能事務所に所属し、タレントや俳優(村上綾歌、平石一美(びとら)、ちゃぷ、きこうでんみさ、小林千津(新舞りあす)、野水伊織等)、イベントコンパニオンやレースクイーン、キャンペーンガール(晴菜あい、河上智子、並木しほ等)、ファッションモデルを始めとするとするモデル業(竹之内玲未等)、声優(森永理科、真堂圭、若月Riko、蓮香等)等として本格的に活動する者も出て来ている。

その一方でアイドルやタレント、声優等がイベントやプロモーションで、若しくはグラビア写真上でコスプレをする事例も多くなった(深田恭子、小倉優子、中川翔子、加藤夏希、桃井はるこ、栗林みな実、井上喜久子等)。こうした芸能人や声優の中には、中川翔子や加藤夏希等の様に、仕事ではなく趣味としてコスプレをしている場合もある。

2003年からはテレビ愛知(テレビ東京系)が主催となって、名古屋市内を会場とし、世界各地の著名なコスプレイヤーを日本に招いて「世界コスプレサミット」を開催するようになった。コスプレサミットは2005年は名古屋市内だけではなく愛・地球博会場でも行われ、ネット関連でライブドア(世界最大のコスプレコミュニティサイト「Cure」を傘下に持つ)の協力を得ており、2006年は大須夏まつりにて開催され、外務省・国土交通省の後援を得る等、年を追う毎に大規模化している。

テレビでも「萌え」「アキバ系」が注目されるようになり、特にメイド喫茶等、コスプレに関する出来事がこれまで以上にワイドショー等の情報番組やバラエティ番組で取り上げられるようになった。前述の世界コスプレサミットも、テレビ東京系列でない局の情報番組で多数取り上げられている。更に2005年12月8日にはテレビ東京系『TVチャンピオン』で「コスプレ王選手権」を放送するまでになった。

海外でのコスプレ
海外、特に欧米諸国を始め、アジア諸国では韓国・台湾・香港、近年では中国や東南アジア等でもコスプレを行なう層が増えている。

欧米の場合は、おたくの項にも考察があるように、日本のように否定的な捕らえ方(おたく文化の一分野から来る否定的な先入観、「コスプレ」=「性的な物」という固定された印象)ではなく、「日本発の新たなる文化」として受容している場合が多い。元々欧米ではハロウィンの様に仮装する行事が行われている慣習・文化的土壌が有り、その延長線上としておたく文化と融合したと考えられる。各種コンベンションではアメコミや『スタートレック』、『スターウォーズ』の様な自国の作品のみならず、日本で産み出され海外で人気を博した作品のコスプレを行なう場合が多い。

アジア諸国でも、比較的日本文化に憧憬がある台湾や、日本との文化交流が多くなっている韓国等では、日本で行われている様な同人誌即売会やコスプレイベントが開催されている。中には日本作品のコスプレを積極的に行っている層が多く見られるのも特徴と言えるだろう。

また、国内外の枠を超えて、インターネットを通じた交流も著しい。海外のコスプレイヤーでも自らWebサイトを立ち上げ、あらゆる国からアクセスされている事も多い。代表的なコスプレイヤーとして、イタリアのフランチェスカ・ダニ(Francesca Dani)、ロシアのダビデュク・ジェーニャ(Davidyuk Jenya、日本名:秋葉いつき)等が挙げられる。

こうした海外でのコスプレ人気を受けて、前述した「世界コスプレサミット」も開催されるに至った。2005年は欧米及び中国の6箇国で、2006年には更にタイやブラジルでも予選が行われており、今後予選開催国も増えていくものと思われる。
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2007/09/12 22:01 | 未分類

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