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2024/04/23 20:57 |
タキシードの歴史
1886年、ニューヨークのタキシード・パーク倶楽部の正装舞踏会で、全員が燕尾服を着ている中、グリスウォルド・ロリラードという人物が燕尾服に着替えるのを忘れ、真っ赤なスモーキングジャケット(部屋着)を着用したままパーティーに参加したことが始まりであるといわれる。(タキシード事件)
1890年代は、色とりどりのスモーキングジャケットと燕尾服のズボン、シャツ、小物を組み合わせたファッションが若者の間で流行する。この当時からタキシードという呼び名が定着した
1900年代は、黒のジャケット、燕尾服用のズボン、ウィングカラーのシャツ、白ベスト、白蝶ネクタイというスタイルが礼装として米国市民権を獲得する。
1910年代は、当時カジュアルシャツであったヒダ胸シャツと組み合わせた着こなしが大流行する。
1920年代に、夜の正礼装である燕尾服に次ぐ礼服として世界中に認知される。
黒蝶ネクタイと黒のカマーバンドが用いられるようになり、ブラック・タイと呼ばれるようになる。
それまでショールカラー(ヘチマ襟)しかなかったジャケットに、燕尾服に似せたピークラベルのジャケットが新たに加わる。
1930年代より、白タキシードや色柄もののカマーバンド、蝶ネクタイなどが販売され、用いられるようになる。
1950年代は、ピーコック革命の波に乗り、色柄物のタキシードやクロス・タイ、フリル、レース、色物のシャツなどが用いられるようになる。
ピーコック革命の後、タキシードは再び黒一色に戻る。
1970年前後、上下白のタキシードにフリルシャツと言う組み合わせが花婿の衣装として流行する。
1986年タキシード100年、自由の女神100年、コカ・コーラ100年、オーストラリア建国100年などのイベントのさなか、タキシードに普通のネクタイを組み合わせた取材陣が数多く見られる。
日本では光物のアクセサリーなどをつけたディスコスタイルのタキシードが着られる。
1989年は、カリフォルニア・ブラックタイ、テキサス・ブラックタイと呼ばれる着方が現れる。

正礼装
以下に書いた物は正礼装と言われる、タキシードの最も正式な着用法である。

ジャケット - 黒無地のタキシードジャケット。襟はショールカラー(ヘチマ襟)ピークドラペルどちらでもよい。シングル、ノーベンツ、鼓釦一つ掛け。
ズボン - 脇の縫い目に沿って側章が縫い付けられた物。
シャツ - 立襟ヒダ胸・両穴本カフスシャツ、または立ち襟イカ胸・両穴シャツ
タイ - 黒蝶ネクタイ
カマーバンド - 黒無地
カフスボタン - ブラックオニキス、または黒蝶貝
サスペンダー - 黒を使用。ベルトを使用することはない。
ポケットチーフ - 白のチーフをスリーピークにたたんで胸ポケットに入れる。麻または木綿素材の物。
靴 - 黒の短靴(紐なし)。皮製またはエナメル素材のもの。
手袋 - 白、甲の部分に三本のピンタックがあるもので綿素材の物

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2007/09/06 13:15 | 未分類

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