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2024/05/05 08:14 |
ストーカーの様々なタイプ
ストーキングでもっとも多いのは男が女を付け狙い、場合によっては暴行・傷害を加えるといういわゆる典型的ストーキングであるが、男が幼女を狙ってのストーキング、女性の男性アイドルへのストーキングなど様々なタイプが存在する。

主な例

男が女を付け狙い、性的欲求を晴らそうとする追跡型ストーキング
相手へのプレゼントを繰り返す、職場や学校で執拗に付きまとう、行動を監視するなどの行為であり、日本で一般に考えられているストーキングに当たる。しかし、これは通常の恋愛に至るアプローチと区別がしにくく、男性側が好意をもつ女性に対して行動しただけであると認識している一方、女性側がストーキング被害にあったと認識することも多い。そのために、ストーキング自体の犯罪性を誤解した者が増え、より深刻なストーキングが見過ごされる要因の一つにもなっている。また客観的にはストーキング行為を行っていない男性が、女性側の思いこみでストーカーの加害者として扱われる例も増えていると言われている。
有名人を狙うストーキング
アイドル、俳優、女優、歌舞伎役者などに一方的な恋慕の感情を抱いてのストーキング。つきまとって写真を撮影したり、被害者のごみをあさったりすることもあり、若手俳優やアイドルは、身辺に気をつけた生活を送っている。
元妻、恋人へのストーキング
相手にふられた腹いせと未練からのストーキング。通常の男女関係としてストーカーと認識されないことがあるが、実情は深刻なケースがあるという指摘があり、こうした行為についてもストーキング行為として取り締まり対象になることが増えている。
怨恨などの報復を巧妙に行ったりする怨恨型ストーキング
振られた恨みを何十倍にもし、スタンガンなどで相手を麻痺させ、殺人や傷害を与える手口を使う場合がある。
幼児を狙うストーキング
異常性愛から児童に対して性的欲求を満たす為にストーキング行為や在所を突き止めたりなどして、付きまとうという物。最近は児童に対する犯罪に社会的関心が高まってきており、集団登校やひとりで外遊びさせないようにするなどの措置をとっている地域も多いが、たとえ加害者が女性であってもそれが成人であれば児童の力では逆らうことが難しい。保護者同伴でない場合、児童だけのときを狙って犯行に及ぶストーカーが多い。
営利誘拐目的のストーキング
恋愛感情がらみではなく、単純に金銭目的で誘拐を企て、対象者をストーキングする例もある。狙われるのは大抵、幼児である。誘拐決行の前段階としてなされるもので、犯行の動機としては比較的分かりやすい。
同性愛型ストーキング
同性愛者によるストーキング行為。付き纏う一方が同性愛者で、付き纏われる一方がそうでない者の場合をいう。
略奪型ストーキング
主に一方的な恋愛感情や、不倫のもつれから引き起こされるストーキング行為で、この場合、ストーカーの精神は極めて情緒不安定となっていることが多く、殺傷事件にも発展しかねない危機的状況にあるストーキングといえる。
不倫関係のもつれから引き起こされる場合、対象者は相手のみに留まらず、その家族や妻子などにまでストーキング行為を行うこともあり、嫌がらせや無言電話などで追い詰めていくケースが多い。

ストーカーにまつわる判例
ストーカー行為規制法2条1項、2項、13条1項は、憲法13条、21条1項に違反しないとされた例(最判2003・12・11)
加害者とその両親へ計約8900万円の支払いを認めた例(名古屋高判2003・8・6)
桶川ストーカー殺人事件について国家賠償請求が認められた例(さいたま地判2003・2・26)
ストーカー殺人の加害者に両親の監督責任を認めた例(名古屋地判2003・2・4)
300万円の慰謝料を認めた例(大阪地判2000・12・22)
ストーカー行為を解雇事由に該当するとした例(東京地判2001・6・28)
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2007/09/10 21:45 | 未分類

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