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2024/04/20 03:52 |
サプリメント、ガルシニア
ガルシニアのサプリメントはオトギリソウ科フクギ属の常緑樹ガルシニアカンボジアの果実成分である。有効成分 (ヒドロキシクエン酸 HCA) が脂肪合成を阻害し、摂取者の空腹感を紛らわす事が発見された事によりダイエットの為に用いられる様になった。しかしガルシニアの摂取は減量には効果が無いと言う意見も出ており、加え有効とする臨床データが得られていない。過去の臨床試験では減量に有効であるとされたが、1998年の臨床試験で効果が見られず、過去の試験に問題があるなどの指摘をしている。この折以前の臨床データを用いて有効性を謳う商法もある為、利用には最新の情報に留意するなど今後とも注意が必要といえる。

また、1年間継続投与する動物実験により精巣障害、ホルモン分泌への影響等の有害性があるというデータが国立医薬品食品衛生研究所より発表されている。この時実験動物に投与された成分量は無毒量の5~8倍程度で該当作用が発現しており、これは食品衛生法で定められている人への許容目安の10分の1以下の範囲であり、摂取量が個人の自由意志で設定され含有量に幅があるサプリメントとして提供するには危険性が高いとされた。また有効成分とされるヒドロキシクエン酸自身の毒性も検証中である。


サプリメントとしての信頼性
日常生活で摂取される食品と同等のものであり、摂取量を守る限り副作用が起こる可能性やその危険性は非常に低いとされている。


サプリメントとしての機能
ダイエットの補助として、摂食抑制として、減量を目的として用いられるが、それぞれ人に対し有効なデータが得られていない。

副作用らしき症状や身体の変化を感じたら、服用を止め、医師や保健所にご相談をお寄せください。

報告されている副作用
有効とされるデータが報告されていない。

ラットに対して行われた実験で精巣障害が報告されている。

減量効果、食欲減退効果が何によって齎されているのか明確になっていない。またその効果がどの様な影響を人に与えるのか有効なデータが得られていない。


基原植物
基原植物のガルシニアカンボジアはオトギリソウ科フクギ属の常緑樹でインドや東南アジアに分布する。インドやスリランカで酸味付けのスパイスとして用いられている。

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2007/08/29 13:16 | 未分類

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