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2024/04/19 07:39 |
メタルスラッグシリーズ
当初はSNKの業務用ゲーム基板Multi Video System(MVS、業務用ネオジオ)でシリーズが開発されていたが、6はその後継として採用した、サミーのATOMISWAVEという業務用ゲーム汎用基板で開発が行われている。

メタルスラッグ(1996年 ナスカより発売。)
反逆軍率いるモーデン総帥が世界的な軍事クーデターに成功する。正規軍は後退を余儀なくされ、さらに反撃の足がかりとして開発し完成直前だった高性能小型戦車「メタルスラッグ」が奪われてしまう。PF隊のマルコとターマは、メタルスラッグの奪回と敵の殲滅、ひいてはモーデンの撃破を命じられた。

対戦格闘アクションゲーム隆盛期に稼動されたアクションゲーム。細部まで書き込まれたドット絵や、ゲームをする人間を魅了する演出が高い評価を受けたシリーズの原点。人間臭い動きをするメタルスラッグや、威圧感を漂わせるボス兵器、哀愁を誘うエンディングなどが目玉。

メタルスラッグ2(1998年 SNKより発売。)
モーデンを撃破しクーデターが収まった前作から数年後、散逸的だった反逆軍の残党の動きが組織化してきていた。正規軍は倒したはずのモーデンが生きており、再びクーデターを起こそうとしている可能性を見いだす。マルコとターマは正規軍情報部の特殊部隊スパローズのエリとフィオと共に、反逆軍への急襲を命じられたのだった。

戦車のメタルスラッグだけだった前作から、3つも乗り物を増やすなど、元々高かったゲーム性をさらに高めた作品。最終面では反逆軍が宇宙人と手を組んでいた事が判明する。さらにラスボス直前で宇宙人が反逆軍を裏切り、皆殺しにしようとしてくる。それに対抗すべく、今まで目の仇にしていた反逆軍と協力してラスボス(手榴弾が届かない高さにある宇宙人のUFO)と闘う、という演出は、シリーズでも屈指の出来である。

余談だが、この作品から、ナスカを吸収合併したSNKによる開発・販売となる。

メタルスラッグX(1999年 SNKより発売。)
メタルスラッグ2のリミックスバージョン。武器アイテムや敵キャラの種類が増加、反逆軍の配置強化(難易度調整)、ナレーションの変更などがされており、ストーリーは一緒だが、BGMは一部再編集されゲーム的にもまったくの別物となっている。

メタルスラッグ3(2000年 SNKより発売。)
モーデンのクーデターを未然に防いだマルコとターマだったが、反逆軍の残党狩りの中で、モーデンの2度目の復活の予感を感じ取っていた。一方正規軍情報部は、世界各地で起きていた謎の事件や異常現象と、反逆軍、そして2(X)で目撃されていた宇宙人の三者の関連の可能性をつきとめる。情報部は強引にマルコ達の残党狩りにエリとフィオの参加を決定したのだった。

Xまでの経験がすべて注ぎ込まれた作品でありシリーズ最高の声も少なくない名作。ステージに関しても分岐点が非常に多く、1つのステージで何種類ものルートがある。最終面ではプレイヤーキャラ自身が宇宙人に誘拐されてしまい、別のキャラがそれを助けるべくUFOをロケットで追いかける。それ以降の演出は(ステージの長さも含めて)珠玉の出来。しかし、本作はSF色が濃くなった代わりに1、2の頃にあったミリタリー色は薄れており、賛否の分かれている作品でもある。

メタルスラッグ4(2002年 プレイモアより発売。)
テロ組織「アマデウス」が軍のコンピューターすら侵すウイルス、「ホワイト・ベイビー」を誕生させるという声明がインターネット上で告知される。PF隊のターマとスパローズのエリはホワイト・ベイビーのワクチンプログラムの作成チームの護衛を命じられ、マルコとフィオ、そして新人のトレバーとナディアの4人は、アマデウスの殲滅を命じられる。だが、出撃前に送られてきたアマデウスのメンバーの写った衛星画像に、全員驚愕する。そこにはモーデンの姿があったのだった。

プレイモアに版権が移ってからの最初の作品。特定のアイテムを取った後、一定時間以内に稼いだ点数分だけさらにステージクリア時にボーナスがもらえる、「メタリッシュシステム」が特徴。演出面がパワーダウンしてしまい、駄作との声もある。

メタルスラッグ5(2003年 プレイモアより発売。)
メタルスラッグの開発を行っていた研究所が何者かに襲撃され、メタルスラッグの機密事項の入ったディスクが奪われてしまう。マルコとターマは奪還指令を受けその行方を追っていた。一方、遺跡発掘を行う武装集団「プトレマイック・アーミー」を追い、古代遺跡に侵入していたエリとフィオは、謎のメタルスラッグの攻撃を受け撤退を余儀なくされる。機密事項を奪った犯人がプトレマイック・アーミーと判明し、正規軍は4人にその組織の壊滅を命じた。

姿勢がとても低くなるスライディングや、最新鋭の二足歩行機能付き戦車「スラグガンナー」などが追加された作品。また歩兵や戦車などの雑魚敵のグラフィックが一新されている。しかし、スライディングに関してはコマンドはロックマンのパクリであるとともに暴発率が非常に高く、必要性が全くないことから批判の的となる。ステージ分岐も存在するが、おまけ程度でしかない。これらのことからシリーズ最低の評価である。

メタルスラッグ6(2006年2月 SNKプレイモアより発売。)
初のATOMISWAVE作品。ストーリーは「5」からの続きではなく、「3」からの続きとなっており、新キャラに「怒」シリーズからのゲストとしてラルフ・ジョーンズとクラーク・スティルが加入している。
新システムとして
・各キャラクターの性能差
・操作の5ボタン化
・強化銃を複数所持して通常弾及び別の強化銃との切り替えを行う「ウェポンストックシステム」
・敵へのダメージにより得点を増加させる「ラッシュブラスターシステム」
・初心者用の「イージーモード」
・視点のズームアウトとキャラクターや弾の影による演出
を搭載し、新武装にザンテツソードが登場、大幅な沿革が施された。キャラクター性能差において「稼ぎではクラーク一択」という落とし穴があったものの、通常攻略においては絶対強キャラがおらず、ゲームとしてのまとまりもかなり高いレベルであるため「4・5より上、12X3未満」という評価がなされている。しかし、ストーリー的には今ひとつ盛り上がりに欠け、4以降の問題であった敵と武器の配置についても根本的には解決されていないといった問題もある。

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2007/08/29 13:01 | ゲーム

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