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2024/05/19 12:00 |
疾患としての低血糖症
糖分の摂取過多や栄養素の偏り・不足などが引き金となって、日中特に昼食後の眠気、集中力の低下、物忘れ、鬱病・パニック発作などの症状が起きると報告されている疾患。

砂糖を多く含むものやぶどう糖への変換が早い炭水化物食品(砂糖を多く含むペットボトルの清涼飲料、小麦が原料のお菓子、白米、白パン等。GI値が高いもの全般)を継続して多く摂取しつづけると、膵臓のインスリン分泌のコントロールに異常が発生し、低血糖が頻繁に起こることがある。これは糖尿病の有無に関係なく症状が起こる。

特に甘いものや炭水化物がコンビニ等で簡単に手に入る現代、潜在的な患者数はかなり多いと言われるが、日本国内では、研究が進んでおらず、治療や症状に詳しい医師が少ないのが現状である。どんぶり物のような白米が多い食品や、ラーメン等の消化の早い炭水化物も継続して多く食べ続けると低血糖症の原因となる。お菓子やジュースだけが原因ではないことに注意。また、胃下垂症、貧血、先天的糖尿病体質、アレルギー体質などのある人は、低血糖症を発症しやすい。

インスリン分泌のコントロールが乱れるという点では、糖尿病と同じ範疇に入る病気とも言える。

インスリン分泌のコントロールが乱れ低血糖を起こすと、続いてアドレナリンやノルアドレナリンの分泌も乱れる。症状に疲労感、ふらつき等があるため、自律神経失調症等の診断を受けたり、鬱やパニック発作、精神不安定等の症状が出るため、精神系の薬を処方されてしまうこともある。大多数の日本の医師は、持続する精神症状と低血糖症の関係について懐疑的である。これは、日本の医師が読む文献・教科書には記載がされていないからである。日本の医療によくある事象である。欧米ではすでに研究が進んでいる。

幼児期から発症しているケースでは、本人の自覚があまりないままに、だるい、集中力がない、ムラ気、落ち込み、キレやすいなどの症状が現れるため、周囲から低い評価を受けてしまうことがある。

無反応性低血糖症
糖負荷検査で30分おきの採血検査を行なっても、採血の間隔より短い時間のうちに血糖値の上下を頻繁に繰り返している。 血糖値の変動がグラフ化した際に一見平坦な曲線で現れるため、無反応性低血糖症と呼ばれる。慢性疲労症候群やうつ病に診断されることがある。反応性低血糖症より重症であることが多く、自殺観念を持つこともある。




検査
5時間糖負荷検査(計9回の採血)が必要である。特に血糖値の下降は2時間以上たってから起きる場合が多いので、一般的な2時間で行われる糖負荷検査では低血糖症は発見できない。また通常の血液検査で発見することは難しい。これは、血糖値の低さそのものよりも血糖値の急激な下降が原因のひとつだからである。
症状
強い疲労感、日中特に昼食後の眠気、集中力の低下、物忘れ、めまい、眼のかすみ、呼吸の浅さ、ふらつき、日光が眩しい、甘い物への渇望感、胃腸が弱い、口臭、失神発作、偏頭痛、鬱病・パニック発作など多岐。糖がエネルギーとして燃焼されにくくなるため、肥満ぎみになることがある。低血糖症であると副腎も酷使されるので、副腎が抗アレルギー作用をもつホルモンを十分に作れなくなり、アレルギーが起こりやすくなることがある。
すべての症状が発生するわけではない。
対処
ぶどう糖を摂取すれば一時的に症状を抑える事が出来る。緊急の場合はこれで対処する。治療には糖尿病と同様に、食生活を改善する必要がある(糖分の摂取制限、およびバランスの取れた各種栄養素の積極的摂取)。十分な睡眠や適度な運動も症状の改善に重要である。
低血糖症の詳細、治療に関しては以下が詳しい。残念ながら、日本国内では、標準的な医学とはみなされていないとする意見もあるので、医師の診断を仰ぐときは注意する事。理解の有る医師を探すのが肝要である。

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2007/05/07 13:22 | 病気 症状対策

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