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2024/04/20 21:05 |
アフリカの風習「女性器切除」
歴史的に見てこの女子割礼は2000年もの間、赤道沿いの広い地域のアフリカや諸国で行なわれてきた。

現在ではアフリカの28ヶ国、アラブ諸国、アジアの一部で、主に生後1週間から初潮前の少女に行われる。アフリカの人口増加に伴い、以前より多くの少女たちが性器切除を施されている。セックスの快感を抑制し、人口増加・性病などに歯止めをかけようとする政策である。

基本的に、割礼の具体的な内容は、施術前の少女達には知らされない。

欧米諸国では、この慣習が行われる地域から移民した人たちの間でも、広く行われていることが昨今の調査で明らかになり、法的な規制を制定する国も増えてきている。さらに、母国における性器切除の危機が、欧米諸国への亡命への条件として認められるか否かが、論じられる事も多い。

日本など先進国では、主に自らの人体改造の為に性器切除手術を受けるが、性同一性障害の者が受けたという例もある。

定義と分類
国際会議などでは、WHO(国際保健機構)の定義を使う事で同意されている。

タイプ1:クリトリデクトミー (スンナ割礼)(clitoridectomy)

クリトリスの一部または全部の切除。
タイプ2:エクシジョン(excision)

クリトリス切除と小陰唇の一部または全部の切除。地域によっては出産を楽にするためにさらに膣が切除されるが、逆に困難にしてしまうらしい。伝統的に成年に達した儀式として行なわれるが、最近では若年化が進み、もっと幼い少女に行われる。割礼を受ける少女のうち、タイプ1とこのタイプで合わせて約85%である。
タイプ3:陰部封鎖(ファラオニック割礼)(infibulation)

外性器(クリトリス、小陰唇、大陰唇)の一部または全部の切除および膣の入り口の縫合による膣口の狭小化または封鎖。その際尿や月経血を出すための小さな穴を残し、少女の両足をしっかり縛って数週間傷が治るまで固定する。主に4才から8才の少女に行なわれ、こちらも若年化が進んでおり、生後数日に行なわれた例もある。割礼を受ける少女のうち、約15%がこのタイプになる。
タイプ4:その他の施術(タイプ1~3に属さないもの)

その他、治療を目的とせず、文化的理由のもとに、女性外性器の一部あるいは全部を削除し、あるいは女性の生殖器官を意図的に傷つける行為のすべて。

施術方法
一般に土地の伝統的助産婦によって、剃刀やナイフ、鋭い石などが使われ、母親や親族の女性に押さえ付けられて行われる。
不衛生な状況下でたいていは麻酔や鎮痛剤無しで行われる事が多いが、エジプトなどでは医療関係者が行っていることがわかり問題となった。
泥や灰などが出血を止める為に用いられる事もある。

目的
大人の女性への通過儀礼。
結婚の条件とされている。
結婚までの純潔・処女性の維持を保てると信じられている。
女性の外性器を取り去り性感を失わせることで、女性の性をコントロールできると信じられている。
ソマリアでは、「女性は二本の足の間に悪い物をつけて生まれた」と言われており、陰部封鎖させる。

性器切除に伴う体への弊害
先述の施術方法で行われる事が多いため、大量出血、施術中の激痛、回復まで続く痛み、様々な感染症などを引き起こす。また、施術中のショックで意識不明や死亡に至る場合もある。
後遺症としては排尿痛、失禁、性交時の激痛、性行為への恐怖、月経困難症、難産による死亡、HIV感染の危険性など、女性の生涯にわたって極度の影響を与える。
痛みを恐れて排尿しなかったために濃くなった尿が傷口を刺激し、更に痛みを増すという。
陰部封鎖の場合、結婚初夜に夫が縫い閉じられた陰部を切り開く部族がいる。自力で花嫁の陰部を開いて性交を果たせなければ面目を失うという。

ドキュメント女子割礼
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2007/08/30 12:49 | 未分類

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