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2018/12/11 00:42 |
山田洋次監督、恋愛映画製作
「男はつらいよ」シリーズで知られる山田洋次監督(76)が学生と共同で、松竹京都映画撮影所がある京都・太秦の商店街を舞台にした恋愛映画「京都太秦恋物語」(仮題)を製作することを30日、発表した。

この日京都市内で開かれた松竹、立命館大学、京都府の産学公連携に関する記者会見で明かされたもの。今年度から立命大客員教授に就任した山田監督監修のもと、学生が参加し、来春をメドに撮影をスタートさせる意向だ。山田監督は「(太秦で)暮らしている人が登場し、その中に俳優も交じる『セミ・ドキュメンタリー』にしたい」と意欲を見せていた。

1931年、大阪府豊中市生まれ。満鉄のエンジニアだった父親の勤務のため、2歳で満州に渡り少年期を過ごした。終戦後の1947年、大連から一家で日本に引き揚げ、15歳から18歳までを山口県宇部市の伯母の持ち家で過ごした。流れ者や社会の逸脱者を多く描くのは、山田自身の引き揚げ体験が強く影響している。

旧制宇部中(現在の山口県立宇部高等学校)を経て旧制山口高等学校(現在の山口大学)在学中に学制改革を経験。新制の東京都立小山台高等学校から東京大学法学部に入学。怠学による出席日数不足で中退するつもりであったが、1954年に東京大学を卒業して、松竹に入社する。野村芳太郎作品の脚本家・助監督を務めた。1961年、『二階の他人』で監督としてデビューした。

大島渚、篠田正浩、吉田喜重といった気鋭の新人が松竹ヌーヴェルヴァーグとして活躍していた時代にあって、山田は地味な存在であった。ヌーヴェルヴァーグ派が松竹から独立して行く中、松竹大船調路線の後継者として『下町の太陽』、『馬鹿まるだし』等のコメディを中心とした作品で企業内監督の道を歩む。

1969年、『男はつらいよ』を発表。その後27年間に全48作が製作される大ヒットシリーズとなり、国民的映画とまで言われた。

しかし、車寅次郎役である渥美清の体調が優れなくなってからは、甥の満男を主役としたサブストーリーが作られ、さらに渥美の病状が深刻になってからは、年2回作られていた『男はつらいよ』シリーズを年1回に減らし、満男の出番を増やして寅次郎の出番を最小限に減らす決断をするが、松竹の経営事情などにより映画の制作は続けざるをえなかった。第47作と第48作は、ドクターストップがあったものの無理に出演して貰ったものである。1996年8月13日、「寅さんとのお別れの会」で弔辞を読んだ。このように渥美とは長年いっしょではあったものの渥美の家族や個人的な連絡先は知らなかったと言う。知るようになったのは寅さんとのお別れの会に出席した後だったらしい。

最終作の撮影現場で体調を崩して楽屋で寝込んでいた所、その頃は既に自分の死が近いことを悟っていたのか渥美清から「山田さん大丈夫ですか?あなたは体を大事にして長生きしなければなりませんよ。」と言われたのが今でも心に残っていると言う。

渥美の死去によって男はつらいよシリーズを失った4年後には大船撮影所が閉鎖され、監督としてメガホンを取る機会も減ってしまった。近年ではロケ地に行くと「男はつらいよを何本でも作れそうだ」と語っている。

2002年、藤沢周平原作の『たそがれ清兵衛』を発表する。山田にとって、『運がよけりゃ』に続く2度目の時代劇であり、藤沢作品を初映画化したものであった。他の時代劇では無視され続けてきた“位の低い”武士の苦悩を描いた物語である。構想に10年を掛け時代考証に徹底して拘った。登場人物が綺麗な新品の服ではなく、着古した古着を着ていたり、毎日月代を剃るはずが無いから、剃った部分に髪が生えてくる等の実に細かい部分をリアルに丹念に描いた。新鮮な時代劇と話題を呼び大ヒットとなった。真田広之と宮沢りえの演技力もあって、出色の時代劇と評価され、日本の映画各賞を独占した。1990年代後半以降低迷していた宮沢の見事な復活作ともなった。

2003年2月、第57回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門に出品される。2004年、「第76回アカデミー賞外国語映画賞」の候補になったが受賞はならず。同年、再び藤沢原作の時代劇『隠し剣 鬼の爪』を発表し、またもベルリン国際映画祭のコンペティション部門に出品される。

2006年9月、大相撲横綱審議委員の山田は、「部員不足解消に役立つなら」と、OBである東京大学相撲部の名誉顧問となった。京都大学との交流戦を観戦し、「初心者にしか見えない学生が鼻血を出しながら立ち向かう姿が愛しい」と興奮した。

2007年は自身の監督作『幸福の黄色いハンカチ』がハリウッドでリメイクされる事が決定。高倉健の演じた主人公はオスカー俳優・ウィリアム・ハートが演じる。

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2007/10/01 12:38 | 日記

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