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2024/04/26 13:10 |
ミルフィーユ、日本での広まり
フランス発祥の菓子の一種。なお、ミルフィーユは日本で一般的に普及している商品名であり、ミル・フイユ、ミルフイユなどとも言われている。

歴史のある菓子であり形状や製法も様々なものがあるが、現代では3枚のフイユタージュ(パート・フイユテとも言う、日本では通称パイ生地)にクリームをはさみ、表面に粉糖がまぶされたもの、あるいはフォンダンがけされているものが基本とされている。

ミルフイユ・ロンmille-feuille rond
丸い形状のミルフイユ、側面にはカスタードクリームを塗り刻んだフイユタージュをまぶし、上面に粉糖をまぶしたもの。
ミルフイユ・グラッセmille-feuille glacé
フォンダンがけにしたミルフイユ、チョコレートで矢羽模様などを描き飾りとしているもの。
ミルフイユ・ブランmille-feuille blanc
3枚のフイユタージュ生地を用いるかわりに、中央の1枚をスポンジケーキ(ビスキュイあるいはジュノワーズ)におきかえたもの。
ミルフイユ・オー・フレーズmille-feuille aux fraises
苺のミルフイユ、ナポレオン・パイとも言われる。クリームだけでなく苺もはさみこんだもので、冷やして供される。
ミルフイユに用いられるクリームとしてはカスタードクリームがよく知られているが、生クリームやバタークリームなども広く用いられている。またクリーム以外にも、アプリコットジャムやリンゴのコンポートなどが使われる場合もある。

近年日本ではこの菓子の名称が「ミルフィーユ」として広まり定着している感もあるが、これはフランス語では「千人の娘」を意味する発音となる。「ミルフイユ」の方が本来の「千枚の葉」を意味する発音に近い。

幕末から明治にかけて、フランス人のサミュエル・ペールが横浜で洋菓子店を営んでおり、ミルフイユが日本に伝わったのはその当時ではないかと考えられている。1870年明治3年、御所の饗宴用フランス菓子御用として出仕し、サミュエル・ペールの元で在官のままフランス菓子製造技術を学んだ村上光保が、1874年明治7年にフランス菓子の製造と仕出しを行う村上開新堂を開業しており、同店では明治の後期にフランスの製法を研究し「ミルフェ」という商品名で販売も行っていた。

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2007/08/24 13:41 | 日記

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