ハリウッド大作「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」に出演した香港俳優のチョウ・ユンファ(52)が21日、日本武道館で23日に行われる「アジア・プレミア」のため3年半ぶりに来日した。「これまで30年間役者をやってきたなかで、これほどの冒険映画はなかった」22日にはジョニー・デップ(43)、オーランド・ブルーム(30)らが続々と到着。25日の公開に向けて「パイレーツ」を盛り上げる。
チョウ・ユンファ
1973年、友人の勧めによりタレント養成所に入る。1980年、テレビドラマの『上海灘』での演技が話題となり、1984年に『風の輝く朝に』でアジア映画祭主演男優賞を受賞。そして1986年の『男たちの挽歌』が大ヒットし一躍スターダムに(同作品は香港アカデミー賞作品賞を受賞)。1986年〜1987年の2年間は主演作が合計17本と、まさに「チョウ・ユンファ黄金期」であった。
「亜州影帝」の異名を持ち、尊敬を集め、一時期はアジア映画の帝王的存在に。愛称は「發仔」(ファッチャイ)。
1996年〜1997年の2年間は活動を休止し、翌1998年、『リプレイスメント・キラー』でハリウッド・デビューを果たす。ハードボイルドで硬派な役からコミカルな役柄まで難なくこなす、まさに稀代の俳優と言える。
中国の標準語である普通話が苦手で、映画『グリーン・ディスティニー』では普通話の話者たちから「発音が酷くて何を言っているか全然分からない」と酷評された。
ただし、活動休止期間中にシンガポール人の妻と特訓した英語の発音はジャッキー・チェンよりも上手いようで、現在は中国大陸よりもハリウッドでの活動を重視している。
かつてコンビを組んできたジョン・ウー監督の作品『赤壁』について契約のトラブルで降板することが発表された。このトラブルに関しては両者に意見の食い違いがある。同様にチャン・イーモウ監督作品でも契約上のトラブルが発生したと言われ、チャン・イーモウ監督は彼とは二度と仕事をしないと宣言したとも伝えられる。

チョウ・ユンファ
1973年、友人の勧めによりタレント養成所に入る。1980年、テレビドラマの『上海灘』での演技が話題となり、1984年に『風の輝く朝に』でアジア映画祭主演男優賞を受賞。そして1986年の『男たちの挽歌』が大ヒットし一躍スターダムに(同作品は香港アカデミー賞作品賞を受賞)。1986年〜1987年の2年間は主演作が合計17本と、まさに「チョウ・ユンファ黄金期」であった。
「亜州影帝」の異名を持ち、尊敬を集め、一時期はアジア映画の帝王的存在に。愛称は「發仔」(ファッチャイ)。
1996年〜1997年の2年間は活動を休止し、翌1998年、『リプレイスメント・キラー』でハリウッド・デビューを果たす。ハードボイルドで硬派な役からコミカルな役柄まで難なくこなす、まさに稀代の俳優と言える。
中国の標準語である普通話が苦手で、映画『グリーン・ディスティニー』では普通話の話者たちから「発音が酷くて何を言っているか全然分からない」と酷評された。
ただし、活動休止期間中にシンガポール人の妻と特訓した英語の発音はジャッキー・チェンよりも上手いようで、現在は中国大陸よりもハリウッドでの活動を重視している。
かつてコンビを組んできたジョン・ウー監督の作品『赤壁』について契約のトラブルで降板することが発表された。このトラブルに関しては両者に意見の食い違いがある。同様にチャン・イーモウ監督作品でも契約上のトラブルが発生したと言われ、チャン・イーモウ監督は彼とは二度と仕事をしないと宣言したとも伝えられる。
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青いバラは、日本のサントリーフラワーズと、オーストラリアの植物工学企業であるカルジーンパシフィック社(現:フロリジン社)との共同研究開発により、世界で始めての青色色素を持ったバラである。遺伝子組み換え技術により誕生、2004年6月30日に発表された。
長い間、青いバラは世界中のバラ愛好家の中では夢とされていて、英語でのBlue Rose(青いバラ)は、「不可能」といった意味さえ含まれるほどであった。本来のバラの持つアントシアニン系色素であるシアニジン、ペラルゴニジン等から赤みを徐々に抜いていき、青に近づけていくという手法が主流であったが、バイオテクノロジーの発展により、バラにはそもそも青の色素がないことがわかり、厳密な意味での「青いバラ」を品種改良のみで作ることが不可能と判明すると、「青いバラ」の作出は「遺伝子組み替え」などのバイオテクノロジーにゆだねられる。そして、青色色素であるデルフィニン/デルフィニジン(アントシアニン/アントシアニジンの一種)を作り出すために必要な酵素の遺伝子をパンジーから遺伝子導入することにより誕生した。
人工的に生み出された物故に、当初花言葉は、「不可能・有り得ない」であったが、開発が進みブルー・ローズの誕生を実現させた事から、新たに「奇跡」「神の祝福」という花言葉を設けられている。また、この成功により、同様に不可能とされていた厳密な意味での「黒いバラ」を作ることも可能になったわけだが(色の三原色の赤、黄、青の色素が揃わないと、黒色を配合することはできないので。現在、「黒バラ」と呼ばれているものは非常に濃い赤色のバラである)、こちらはまだ実現していない。
なお、遺伝子操作により花の色を変える、といった世界の初の試みは、同社の青いカーネーション、「ムーンダスト」が世界で始めてである。但し、遺伝子操作の危険性が確実に立証されて居ないため、花粉の飛散により一般植物との交雑を回避するため、「ムーンダスト」同様の、専用の隔離された栽培所にて厳密に管理され、2007年以降に切花として発売される見込みである。
1990年:サントリーとオーストラリアのバイオベンチャー企業カルジーンパシフィック社(現フロリジン社)の共同プロジェクトとして始まる。
1991年:青いペチュニアから青色遺伝子の取得に成功し、ペチュニアから青色遺伝子取得の特許が出願される。
1994年:ペチュニアの遺伝子を導入したバラを咲かせる事に成功。しかし、遺伝子は確かに入っているものの、カーネーションの場合にはうまく働いたペチュニアの青色遺伝子は、バラとの相性がよくなかったようで、残念ながら花弁にデルフィニジンは検出されず色は変化せずに終わる。そこで、今度は、いろいろな植物から青色遺伝子を取得し、それぞれをバラに導入。咲いても咲いてもデルフィニジンがないという状況がしばらく続く。
1995年:世界で初めての青色カーネーションが誕生。ペチュニアから取り出した青色遺伝子を組み込んで品種改良したもので、日本では1997年より「ムーンダスト」として発売。
1996年:パンジーの青色遺伝子を入れたバラの開花に成功。
1998年:デルフィニジン含有率がアップ、青みを帯びた色合いに変化する。
1999年:やや青みを帯びたバラを得ることに成功、更に青さを追求し、デルフィニジンがより蓄積する工夫を行い、より多くの品種に遺伝子を導入。

長い間、青いバラは世界中のバラ愛好家の中では夢とされていて、英語でのBlue Rose(青いバラ)は、「不可能」といった意味さえ含まれるほどであった。本来のバラの持つアントシアニン系色素であるシアニジン、ペラルゴニジン等から赤みを徐々に抜いていき、青に近づけていくという手法が主流であったが、バイオテクノロジーの発展により、バラにはそもそも青の色素がないことがわかり、厳密な意味での「青いバラ」を品種改良のみで作ることが不可能と判明すると、「青いバラ」の作出は「遺伝子組み替え」などのバイオテクノロジーにゆだねられる。そして、青色色素であるデルフィニン/デルフィニジン(アントシアニン/アントシアニジンの一種)を作り出すために必要な酵素の遺伝子をパンジーから遺伝子導入することにより誕生した。
人工的に生み出された物故に、当初花言葉は、「不可能・有り得ない」であったが、開発が進みブルー・ローズの誕生を実現させた事から、新たに「奇跡」「神の祝福」という花言葉を設けられている。また、この成功により、同様に不可能とされていた厳密な意味での「黒いバラ」を作ることも可能になったわけだが(色の三原色の赤、黄、青の色素が揃わないと、黒色を配合することはできないので。現在、「黒バラ」と呼ばれているものは非常に濃い赤色のバラである)、こちらはまだ実現していない。
なお、遺伝子操作により花の色を変える、といった世界の初の試みは、同社の青いカーネーション、「ムーンダスト」が世界で始めてである。但し、遺伝子操作の危険性が確実に立証されて居ないため、花粉の飛散により一般植物との交雑を回避するため、「ムーンダスト」同様の、専用の隔離された栽培所にて厳密に管理され、2007年以降に切花として発売される見込みである。
1990年:サントリーとオーストラリアのバイオベンチャー企業カルジーンパシフィック社(現フロリジン社)の共同プロジェクトとして始まる。
1991年:青いペチュニアから青色遺伝子の取得に成功し、ペチュニアから青色遺伝子取得の特許が出願される。
1994年:ペチュニアの遺伝子を導入したバラを咲かせる事に成功。しかし、遺伝子は確かに入っているものの、カーネーションの場合にはうまく働いたペチュニアの青色遺伝子は、バラとの相性がよくなかったようで、残念ながら花弁にデルフィニジンは検出されず色は変化せずに終わる。そこで、今度は、いろいろな植物から青色遺伝子を取得し、それぞれをバラに導入。咲いても咲いてもデルフィニジンがないという状況がしばらく続く。
1995年:世界で初めての青色カーネーションが誕生。ペチュニアから取り出した青色遺伝子を組み込んで品種改良したもので、日本では1997年より「ムーンダスト」として発売。
1996年:パンジーの青色遺伝子を入れたバラの開花に成功。
1998年:デルフィニジン含有率がアップ、青みを帯びた色合いに変化する。
1999年:やや青みを帯びたバラを得ることに成功、更に青さを追求し、デルフィニジンがより蓄積する工夫を行い、より多くの品種に遺伝子を導入。
個人が直接(代行を介さず)外国の販売店へ、商品を注文して購入する形態。通信販売の購入先が国内から外国に変わったもの。自国では手に入りにくいような特殊なサイズの衣類や一部の医薬品など、その国では入手しにくいものの購入に利用されることが多い。従来は相手国で通用する言語でビジネスレターが作成できるレベルの語学力が求められ、時差や支払方法の問題もあったが、インターネットの発達で高度な語学力の必要性が薄れ、業者によっては自国語以外の言語によるページを開設しているところもある。支払方法にはクレジットカードを使うことが多い(ただし、不着や商品トラブルなどの対応には、電話や電子メールなどにより意思疎通ができる程度の語学力が必要となる)。
逆輸入
ある国原産の商品が他の国で生産され、それが輸入されること(例:ドイツ原産のラガービールだが、アメリカの企業が現地ブランドで生産、それがドイツに輸入された)。
ある国(A国)に親会社を置く企業が、子会社を他の国(B国)に作り、そこで生産した商品をある国(A国)に輸入する(例:日本の電機メーカーが東南アジアに子会社を作り、現地工場で日本の電機メーカーブランドのテレビ受像機を生産し、生産したテレビ受像機を日本に輸入して販売する)。1990年代以降の家庭用電気機械器具の多くは、この形態が取られている。自動車(四輪車)にもこのような車種がある(例・ホンダ・フィットアリア、三菱・トライトン等)。日本から見た「B国」は、人件費などのコストの安い東南アジアや中国などが多い。
ある国(A国)の映画や音楽作品やアーティストが、他の国(B国)で評価されたりリメイクされたりし、ある国(A国)に輸入されること(例:日本で人気を得た映画がアメリカでリメイクされ、リメイク作品が日本に輸入される)。
ある国(A国)の製品が、他国(B国)に輸出された直後に元の製造国(A国)へ輸入されること(例:日本国内で生産される高性能の輸出用オートバイは、一旦、欧米などに輸出された後、日本へ輸入される。自主規制回避の一手段)。特に邦楽を台湾や中国など日本の市場よりも安く売られている音楽CDなどの逆輸入することにより、日本市場の半額程度で購入出来た。2005年に文化庁が逆輸入CDの還流防止措置を取り、日本で発売されてから4年経過しないと逆輸入CDが販売出来ないようにした。

逆輸入
ある国原産の商品が他の国で生産され、それが輸入されること(例:ドイツ原産のラガービールだが、アメリカの企業が現地ブランドで生産、それがドイツに輸入された)。
ある国(A国)に親会社を置く企業が、子会社を他の国(B国)に作り、そこで生産した商品をある国(A国)に輸入する(例:日本の電機メーカーが東南アジアに子会社を作り、現地工場で日本の電機メーカーブランドのテレビ受像機を生産し、生産したテレビ受像機を日本に輸入して販売する)。1990年代以降の家庭用電気機械器具の多くは、この形態が取られている。自動車(四輪車)にもこのような車種がある(例・ホンダ・フィットアリア、三菱・トライトン等)。日本から見た「B国」は、人件費などのコストの安い東南アジアや中国などが多い。
ある国(A国)の映画や音楽作品やアーティストが、他の国(B国)で評価されたりリメイクされたりし、ある国(A国)に輸入されること(例:日本で人気を得た映画がアメリカでリメイクされ、リメイク作品が日本に輸入される)。
ある国(A国)の製品が、他国(B国)に輸出された直後に元の製造国(A国)へ輸入されること(例:日本国内で生産される高性能の輸出用オートバイは、一旦、欧米などに輸出された後、日本へ輸入される。自主規制回避の一手段)。特に邦楽を台湾や中国など日本の市場よりも安く売られている音楽CDなどの逆輸入することにより、日本市場の半額程度で購入出来た。2005年に文化庁が逆輸入CDの還流防止措置を取り、日本で発売されてから4年経過しないと逆輸入CDが販売出来ないようにした。
複数の企業・当事者が互いに通牒(つうちょう)しあい、商品の転売や業務委託などの相互発注を繰り返すことで、架空の売上高を計上する取引手法のこと。
循環取引においては、商品やサービスそのものは最終消費者・需要家に販売・提供されず、当事者・業者の間で転売が繰り返されているだけであり、本来の意味での売上(=消費)は発生しない。なお、商社や卸売業者では、一般に商品在庫の多寡を背景に、業界仲間内で保有在庫を転売し、在庫と資金(キャッシュ)の保有比率を適正に維持するための商取引が普及している。そのため、一般に商品の転売行為そのものが違法・不当として認識されているわけではなく、それを取り締まる法的根拠は無い。
しかし、循環取引では通牒しあい伝票をやり取りするだけで売上高が不正に操作できることから、企業の成長性を欺罔(ぎもう)し金融機関の融資を容易にし、あるいは債券や株式の新規発行を有利に導く目的で行われることがあり、この場合は融資関連の調査資料や有価証券報告書に対する虚偽記載の容疑として立件・摘発の対象とされる。
循環取引の例
一般に新興企業では売上高の成長性を重視する傾向にあり、利益が必ずしも計上されていなくても「将来性のある企業」として評価されることがある。そのため互いに通牒しあった企業が実態の乏しい商品転売やサービス受発注を繰り返し、売上高を不正に操作することで当該企業の成長性を演出できる余地が生じる。
この場合、毎期ごとに売上に相応した消費税や、従業員給与などの固定費が発生することとなるが、仮装された成長性を背景に毎期毎期と増資や融資の獲得を繰り返すことで欠損を補填することが可能であれば、架空での循環取引は破綻しない。
別の事例として、複数の商社・卸が仲間取引として商品在庫の転売を行っている関係において、特定の商品在庫(主に保存性の高いもの)を指定倉庫に保管したまま転売買を繰り返すうちに、かつて自社が転売したのと同数量を転買するケースがある。指定倉庫に保管したまま(場合によっては輸送中の貨物船の船荷証券を対象として)転売買を繰り返すことは商社・卸においては通常の業務であり、原油やゴム、穀物、くず鉄・銅類など産業資材のほか、冷凍食材や絞汁果汁など中間生産物など多岐にわたり存在し、上流(原材料)からの購入以外にも同業他社からの転売買を含めて在庫の調整をおこなうことがある。転売買取引においては通常1〜数%の転売買手数料を申し出側が受け手側に支払う慣習があることから、正常な取引意識においては「転売した商品を同値で買い戻す」と確実に損失が発生する。一方で短期資金を必要とする企業は倉庫証券を転売することで資金を融通することが可能となる。
この商流を活用し、期末に保有在庫を転売し決算後に買い戻すなどの手法をもって架空の売上高が演出できる余地がある。カネボウでは決算期末に子会社に在庫を転売し期首に買い戻す不正(押し込み・宇宙遊泳)が問題とされ、上場企業への連結決算が義務付けられる要因となった。資本関係のない企業間においては通牒した仮装行為は監査の対象として洩れる状態となっており、複数の仲間取引を舞台とした売上操作の余地が存在する。
エンロンの事例では、デリバティブによる匿名の流通市場の存在を背景に、自社売りの電力を自社買いするという仮装売買の手法を駆使して売上高の急成長を演出した。

循環取引においては、商品やサービスそのものは最終消費者・需要家に販売・提供されず、当事者・業者の間で転売が繰り返されているだけであり、本来の意味での売上(=消費)は発生しない。なお、商社や卸売業者では、一般に商品在庫の多寡を背景に、業界仲間内で保有在庫を転売し、在庫と資金(キャッシュ)の保有比率を適正に維持するための商取引が普及している。そのため、一般に商品の転売行為そのものが違法・不当として認識されているわけではなく、それを取り締まる法的根拠は無い。
しかし、循環取引では通牒しあい伝票をやり取りするだけで売上高が不正に操作できることから、企業の成長性を欺罔(ぎもう)し金融機関の融資を容易にし、あるいは債券や株式の新規発行を有利に導く目的で行われることがあり、この場合は融資関連の調査資料や有価証券報告書に対する虚偽記載の容疑として立件・摘発の対象とされる。
循環取引の例
一般に新興企業では売上高の成長性を重視する傾向にあり、利益が必ずしも計上されていなくても「将来性のある企業」として評価されることがある。そのため互いに通牒しあった企業が実態の乏しい商品転売やサービス受発注を繰り返し、売上高を不正に操作することで当該企業の成長性を演出できる余地が生じる。
この場合、毎期ごとに売上に相応した消費税や、従業員給与などの固定費が発生することとなるが、仮装された成長性を背景に毎期毎期と増資や融資の獲得を繰り返すことで欠損を補填することが可能であれば、架空での循環取引は破綻しない。
別の事例として、複数の商社・卸が仲間取引として商品在庫の転売を行っている関係において、特定の商品在庫(主に保存性の高いもの)を指定倉庫に保管したまま転売買を繰り返すうちに、かつて自社が転売したのと同数量を転買するケースがある。指定倉庫に保管したまま(場合によっては輸送中の貨物船の船荷証券を対象として)転売買を繰り返すことは商社・卸においては通常の業務であり、原油やゴム、穀物、くず鉄・銅類など産業資材のほか、冷凍食材や絞汁果汁など中間生産物など多岐にわたり存在し、上流(原材料)からの購入以外にも同業他社からの転売買を含めて在庫の調整をおこなうことがある。転売買取引においては通常1〜数%の転売買手数料を申し出側が受け手側に支払う慣習があることから、正常な取引意識においては「転売した商品を同値で買い戻す」と確実に損失が発生する。一方で短期資金を必要とする企業は倉庫証券を転売することで資金を融通することが可能となる。
この商流を活用し、期末に保有在庫を転売し決算後に買い戻すなどの手法をもって架空の売上高が演出できる余地がある。カネボウでは決算期末に子会社に在庫を転売し期首に買い戻す不正(押し込み・宇宙遊泳)が問題とされ、上場企業への連結決算が義務付けられる要因となった。資本関係のない企業間においては通牒した仮装行為は監査の対象として洩れる状態となっており、複数の仲間取引を舞台とした売上操作の余地が存在する。
エンロンの事例では、デリバティブによる匿名の流通市場の存在を背景に、自社売りの電力を自社買いするという仮装売買の手法を駆使して売上高の急成長を演出した。