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2025/04/15 18:16 |
コンパニオンから見たカメラ小僧
彼女たちがカメラ小僧を嫌悪する理由は、撮影中の彼らの雰囲気から、後日、撮影した自分の写真に向かって何をするか、露骨にイメージ出来るからである。特に最近、モータショーなどでは、撮影会やショーなどを普段から追っかけていて、面識のあるコンパニオンと話すカメラ小僧もいる。彼女たちも仕事上笑顔で対応してはいるが、それ以上関係が進展することは絶無である。

主催者から見たカメラ小僧
主催者が彼らを嫌うのは、イベントに於いての広告効果にマイナスに働く為である。最も主催者側が喜ぶ客層は一般の入場客であり、その殆どは何らかのイベントの記念品を買うものが多い。コンパニオンを雇う場合もこの中から主に捻出するが、彼らの場合、商品購入は殆ど望めない。つまり彼らをターゲットにしたイベント以外では赤字要因でもある。また、コンパニオンの前を陣取るので一般向けの宣伝効果も低下するなど芳しくない事態でもある。

さらに女子プロゴルフ、テニスなどに於いてはプレー中に無差別にシャッターを切るため、しばしばプレーの中断要因ともなる。

一般客との違い
小僧とついているが、プロ用機材の購入や遠征費などの経済的負担も大きいため、20歳前後のカメラ小僧も多いが30~40代でもカメラ小僧と呼ばれる人々は少なくない。通常のカメラマンやモーターファンであればバックパックではレンズなどを傷めるためハイキング形式の撮影以外、専用のショルダー形式のバッグを所持している。つまり、カメラマン等との定番スタイルが大きく異なるわけである。

基本的にコンパニオンには多くの人が集まるが、カメラ小僧はその中でも最前列に構えて、一眼レフのカメラで撮っているのがカメラ小僧である。100%近くが一眼レフを使っていると考えてよい。またコンパニオンなど人物の撮影は焦点距離が50mmを中心とした広角から望遠までの標準ズームレンズを使用するのが一般的だが、彼らの場合は近接撮影にもかかわず、50mm辺りを底辺とし100mmを超える望遠にシフトしたレンズを使用しているものが多い。コンパクトデジカメで撮っている人がカメラ小僧であることは少なく、コンパクトデジカメでコンパニオンを撮っている人または一眼レフカメラでも1、2枚で撮影を終えてしまう人は記念に撮っている人又はモーターファンだと考えてよい。また、脚立を持っている人、コンパニオンのみならずギャラリー全体を写している人は営業用の写真を撮影するプロのカメラマンと思ってよい。

なお、「カメラ小僧」という言葉自体は1970年代後半から青年誌で活躍した若き日の篠山紀信が女性のポートレートを発表する己をジャーナリズムと一線を隔する存在〈スケベ小僧〉という意味でつけたものであり、現在の小僧達も今や巨匠となった「ご先祖様」の延長線にあると見ても良い。

功罪
当初には女性の撮影に集中するあまりイベントの進行を邪魔するような者も多かったものの、近年は多少の秩序が出来上がったこともあり、イベントの進行を露骨に邪魔するようなものが減っただけでなく、その存在に一定の市民権が与えられた上、レースのような有料イベントの場合には有償観客として入場売り上げの増加に繋がるため、東京オートサロンやスーパーGTのように、彼らを主なターゲット層の1つとしているかと思われるようなイベントも増加している。むろん彼女たちも仕事上握手に応じているが、イベント終了後に丹念に手を洗い、その後アルコール綿などで手を拭うようにしていると言われている。

しかし、中には女性の下半身部分を集中的に撮影したり、赤外線カメラなどで女性の下着などを盗撮するものも後を絶たないこと、また肖像権などの理由と言った問題もあるため、カメラの持ち込みやイベントコンパニオンの撮影を禁止しているイベントも最近では多い。

また、一部のイベントコンパニオンやレースクイーンは、自身の「追っかけ」であるPCオタクのカメラ小僧と協力して自身のウェブサイトやブログを無償で制作・運営させる代わりに「公式ファン」や「公式追っかけ」と認めるなど、ギブアンドテイクの関係を持つものも出始めているものの、無論両者の間に恋愛・性的関係が芽生えることは皆無である。

派生系
女性アイドル、特に新人アイドルやグラビアアイドルなどを専門にしたカメラ小僧も存在しており、主にサイン会や握手会、各種ミニライブなどで活動する場合が多い。人気アイドルになると肖像権の関係等で出演するイベントには撮影規制がかけられる場合がほとんどだが、知名度が無いアイドルやグラビアを中心に活動しているアイドルの場合は、プロモーションの名目で規制が緩いという事もある。現在では特に秋葉原のCDショップで頻繁にイベントが開催される事から、秋葉原はこうしたイベント及びカメラ小僧のメッカと化している。このようなカメラ小僧に笑顔を振り撒き、時には握手さえしなければならないアイドルの卵たちの精神的苦痛は想像を絶するものがある。

コスプレイヤーを専門にしたカメラ小僧も存在し、コスプレを専門に扱ったイベントを中心に、コミックマーケットや東京ゲームショウなどに参加する場合が多い。コスプレ関係ではイベントコンパニオン・レースクイーンの場合と同様に、コスプレイヤーとの間でギブアンドテイクの関係を持つ場合もあり、カメラ小僧のサイトでコスプレイヤーの写真を掲載したり、コスプレイヤーの写真集(同人誌・同人ソフトとして自主製作する)の製作に参加する場合もある。他のカメラ小僧と違って、コスプレイヤー同様に一般人であることから恋愛関係が発生する場合もまれながらある。また男性の場合でもコスプレイヤーを兼ねている場合もあり、逆に女性コスプレイヤーが他のコスプレイヤーを撮影する、すなわちカメラ小僧化することもある(この場合はカメラ娘、略してカメ娘(カメコ)と呼ぶ場合がある)。

また、カメラ小僧の中には、単独のカテゴリーだけではなく、複数のカテゴリーを守備範囲にする者も多い。例えば東京ゲームショウでイベントコンパニオン・コスプレイヤー両方を撮影する、アイドルの参加するイベントにも各種レースにも撮影に出かける、などの事例が有る。
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2007/09/18 13:39 | 未分類

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