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2025/05/14 14:46 |
オシム監督、日本代表サプライズ枠ある
イビチャ・オシム監督(65)は今後も強化合宿などで、常に“サプライズ枠”を設ける考えを示した。

“新顔”を受け入れられるチーム作りをしているからこそ、指揮官は今後も新顔の招集の可能性を示唆した。「今回の中で15人は常に呼ばれている選手。それ以外の枠は常にオープンにされている」

今合宿の進歩は感じた。「新しい選手が入りやすくなった。(誰とでも)話ができる雰囲気」とFW佐藤。練習の難解さから“新顔”は入りにくかったが、この日の試合でも選手は積極的に話し合った。指揮官はロッカールームのホワイトボードに出場メンバーだけ記し「私は何も言わない」と。その意図を十分、理解した。

特にハーフタイムに意見を出し合った。第1試合は3トップの両ウイングが開きすぎたため「ボールサイドと逆のサイドはしぼったり流動的にやろう」と、代表常連の佐藤らが中心に意見を出した。後半、スペースができた右サイドバックの駒野が上がり、巻へ好クロスを上げるなどチャンスメーク。第2試合は中村憲が、藤本にトップ下を任せた。「メンバーを見て淳吾(藤本)は前の方がいいかな思った」と中村。自らは経験のないワンボランチを務めた。

どのメンバーで組んでも同じパフォーマンスが出せることを目標とする指揮官。新戦力がすんなり入りやすくすることも今合宿の目標だったようだ。加えて、この日のサプライズ招集の示唆はJリーグでの活躍と成長にモチベーションを持たせる目的もある。

「ある選手が爆発的に伸びる時のための枠と思ってもらっても構いません。アジア杯まで時間はあるし大きな変化が起きるかもしれません」ベストメンバーを選ぶため、指揮官の選手徹底チェックは続いていく。

イビチャ・オシム
チーム作りの特徴

人選
代表戦の度に積極的に新戦力を召集しており、前監督ジーコが在任後半に、決まったメンバーを重視していたのとは対照的である。アテネ五輪予選・本選に出場したいわゆる「谷間の世代」の選手ではオシム政権になってから田中マルクス闘莉王、鈴木啓太が抜擢され、中軸選手として重用されている。またそれ以下の世代の若手(北京五輪を目指す世代)も相次いで召集されている。ただし、オシム自身は「代表は試合ごとにコロコロとメンバーを変えるものではない」と考えており、現在はさまざまな選手をテストしている時期だとも考えられる。実際に、ユーゴ代表時代はかなり固定化されたメンバーで戦っていたのである。

FWの人選においては所属クラブでの調子・実績を重視しており、この点も代表チームでの実績・序列を重視したジーコと大きく異なる。FWには我那覇和樹、播戸竜二など好調な選手が相次いで召集されており、逆にジーコ政権時代に重用された柳沢敦・玉田圭司などは所属チームでの得点が伸びないこともあって外されている。

中村俊輔、松井大輔などヨーロッパのリーグでプレーする選手(いわゆる海外組)については、所属クラブでのプレーを優先させ成長を促す意味で、2006年は一度も召集することはなかった。もっとも、ヨーロッパ遠征など、海外組のコンディションに影響の無い試合での召集の可能性をオシムは示唆しており、Jリーグでプレーする選手(いわゆる国内組)と海外組との融合によってどのようなチームが出来上がるのか、注目されている。

ジーコ政権下では一般にも知名度のあるスター選手が数多く召集されたが、南アフリカW杯を担う若手中心のオシム政権になってからは知名度の高い選手が少なく、代表戦中継のテレビ視聴率が下がっている。そのためか、「オシムになってから代表の人気が低下した」と、一部メディアにはオシムの人選に批判的なものもある。


戦術
ジェフ千葉時代と同様、「賢く走る」ことをテーマに掲げている。そのため、走力・スタミナはもちろんのこと、戦術理解力も重要視される。そのため、就任1年目の召集選手にはジーコ時代から召集されていた阿部勇樹、巻誠一郎のほかに山岸智、羽生直剛というかつての教え子も多く含まれている。これについては「教え子に対する贔屓」という批判の声もある。(代表監督が特定クラブから多くの選手を招集し、クラブでの連携をチーム作りに生かす手法は各国で取り入れられているが、国内トップレベルの強豪と言われるチームで行われるケースが多く、比較してジェフ千葉のように中堅〜上位クラスのクラブから多くの選手が選ばれているケースは少ない)

もう一つ特徴的な事項として、「ディフェンスの選手にもビルドアップの能力、攻撃力を要求する」というものがある。こうした場合、後方の選手が攻め上がった後に中盤の選手がカバーに入ることが重要であり、その能力に長けている鈴木啓太は全試合で起用されている。

オシムの練習には、多色のビブスを使いプレーに複雑な制限を課すメニューが多く、慣れるまではルールや目的の理解が難しいとされている。特に就任当初は、選手ばかりかコーチ陣も混乱して練習がスムーズに進まない様子がしばしば目撃され、クラブで既に「オシム流」に慣れていたジェフ千葉の選手が指導役になった時期もあった。

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2007/04/19 13:11 | 未分類

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