`89年にスクウェア・エニックスから発売されたゲームボーイ用ソフト『魔界塔士サ・ガ』のiモード版が、2007年夏に配信されることが決定した。この作品は人間、エスパー、モンスターの3種族からパーティーを構成して、塔の中にある4つの世界を冒険するRPG。当時のモノクログラフィックが、iモード版ではフルカラーのゲーム画面にパワーアップ。画面のレイアウトや操作性もリニューアルされているので、当時のファンでも新鮮な気持ちでプレイすることができる。
iモード版『魔界塔士サ・ガ』は、2007年5月12日、13日に千葉県の幕張メッセで開催されるイベント”SQUARE ENIX PARTY 2007”で体験することが可能。
キャリア:iモード(FOMA900iシリーズ以降)
配信日:2007年夏
ゲームシステム
キャラクター成長システム
本作のキャラクター成長システムは、スクウェアが1988年末に発売したファイナルファンタジーIIの熟練度による成長システムを発展させたものである。
ファイナルファンタジー2は、従来のRPGで用いられていた経験値レベルアップ制を廃し、戦闘中にとった行動にあわせて随時能力が変わる熟練度によるキャラクター成長システムを採用した。これは、他のRPGには見られない斬新なシステムだった。その斬新さが仇となりファイナルファンタジーシリーズの続編では採用されなかったが、斬新性を追求する指向で企画されたSaGaシリーズで発展的に採用されることになった。このシステムは、Sa・Ga3など一部の作品を除き、後のシリーズ作品にも採用された。
各種族の特徴と成長方法
種族には人間、エスパー、モンスターの3種があり、人間、エスパーにはそれぞれ性別がある。よって主人公をこれら5つの中から選ぶことができる。仲間は「アドベンチャーズギルド」で無料で雇うことができる。最初の世界のギルドでは、初期能力は主人公に劣る。後半の町にあるギルドほど仲間にできるキャラは強くなるが、その時点で出現する敵と同等か、少し弱めの能力設定となっている。ゲーム開始時は主人公1人だけだが、仲間を3人雇わないとイベントが進まなくなる。また、一度仲間に雇うと、生きている限りパーティーから外せない(従って、仲間は死ぬか、意図的に殺さない限り最初以外のギルドを使う機会はなく、また主人公は絶対に外すことが出来ない)。ただし、WSC版では主人公一人旅も可能。また、全てのキャラクターに「ハート」というステータスが存在し、死亡したキャラクターを復活させることで消費される。ハートはどのキャラクターも初期ステータスとして3つ所持しているが、無くなると復活することはできなくなり、ハートを高額で買うかギルドで別の仲間と入れ替えるしかなくなってしまう。
人間 (男 / 女)
アイテムを合わせて8個まで装備可能。「ちからのもと」「すばやさのもと」「HP200」などの成長用アイテムを使って成長させる。このため早い段階で能力値をMAXにすることも可能である。ただし魔力を上げることがほとんどできない。
エスパー (男 / 女)
アイテムを合わせて4個まで装備可能。これとは別に、特殊能力欄が4個ある。戦闘後の突然変異によりHP、ちから(こうげき)といったステータスが上がったり、特殊能力が変化する。これらは戦闘後に告知されないため、こまめにステータス画面で確認する必要がある。成長用アイテムは使えない。男女で成長しやすい能力が異なる。
モンスター
アイテムは一切装備できない。戦闘終了後に倒した敵が落とす肉を食べると別のモンスターに変身し、そのモンスターのステータスや能力に変わる。変身の結果、変身前よりパワーダウンすることもある。この「肉を食べて強くなる」というシステムもGB版Sa・Gaシリーズの大きな魅力であり、斬新なシステムと呼ばれる所以の一つである。勝利の時に流れるファンファーレが「Eat the meat」という楽曲名なのは、これに由来。高位のモンスターになるほど能力が高くなり、特殊能力も強力となっていく。
アイテム
アイテムは、一部のものを除いて回数制限があり、回数を使い果たしたら最後には無くなってしまう。エスパーやモンスターの特殊能力も同様だが、こちらは宿屋で休むことで残り使用回数が回復する。アイテムの詳細は外部サイトを参照。
武器
普通の武器
威力が力に依存する武器、素早さに依存する武器、魔力に依存する武器がある。基本的に攻撃範囲は敵1体。力系武器には属性を持った物もある。
銃火器
一定の範囲のダメージを与えるが、敵の防御の値に影響を受ける。敵の反撃能力を無効化する。武器により攻撃範囲は異なり、強力なものほど使用回数も少なくなる。弓矢から核爆弾まで幅広い。
魔法の本・杖
威力は魔力に依存。基本的に攻撃範囲は敵1グループ。属性を持っており、敵の弱点を突けば大きなダメージを与えられるが、耐久力を持つ属性の魔法ではダメージを与えられない。
格闘技
パンチ、キック、地獄車など。威力は素早さに依存するが、使い続けて、残り使用回数が少なくなればなるほど威力が上がる。
防具
盾を除く防具は、装備している限り効果があるため、使用回数制限は無く、戦闘中に使用もできない。
鎧、兜、小手、靴
各種類1つずつ装備可能。但し、全身鎧扱いの防具は、盾以外の他の防具との同時装備不可。
盾
盾のみ武器と同様戦闘中に使用することが出来る。また、武器と同様使用回数がある。端的に言えば、武器と同じ扱いと考えてよい。使用したターンには敵から受ける物理ダメージが半減し、物理攻撃をかわしやすくなる(WSC版では回避効果がないものの、素早さが一時的に上昇する)。また、盾によってはバリアを張って特定の特殊攻撃を防ぐものもある。

iモード版『魔界塔士サ・ガ』は、2007年5月12日、13日に千葉県の幕張メッセで開催されるイベント”SQUARE ENIX PARTY 2007”で体験することが可能。
キャリア:iモード(FOMA900iシリーズ以降)
配信日:2007年夏
ゲームシステム
キャラクター成長システム
本作のキャラクター成長システムは、スクウェアが1988年末に発売したファイナルファンタジーIIの熟練度による成長システムを発展させたものである。
ファイナルファンタジー2は、従来のRPGで用いられていた経験値レベルアップ制を廃し、戦闘中にとった行動にあわせて随時能力が変わる熟練度によるキャラクター成長システムを採用した。これは、他のRPGには見られない斬新なシステムだった。その斬新さが仇となりファイナルファンタジーシリーズの続編では採用されなかったが、斬新性を追求する指向で企画されたSaGaシリーズで発展的に採用されることになった。このシステムは、Sa・Ga3など一部の作品を除き、後のシリーズ作品にも採用された。
各種族の特徴と成長方法
種族には人間、エスパー、モンスターの3種があり、人間、エスパーにはそれぞれ性別がある。よって主人公をこれら5つの中から選ぶことができる。仲間は「アドベンチャーズギルド」で無料で雇うことができる。最初の世界のギルドでは、初期能力は主人公に劣る。後半の町にあるギルドほど仲間にできるキャラは強くなるが、その時点で出現する敵と同等か、少し弱めの能力設定となっている。ゲーム開始時は主人公1人だけだが、仲間を3人雇わないとイベントが進まなくなる。また、一度仲間に雇うと、生きている限りパーティーから外せない(従って、仲間は死ぬか、意図的に殺さない限り最初以外のギルドを使う機会はなく、また主人公は絶対に外すことが出来ない)。ただし、WSC版では主人公一人旅も可能。また、全てのキャラクターに「ハート」というステータスが存在し、死亡したキャラクターを復活させることで消費される。ハートはどのキャラクターも初期ステータスとして3つ所持しているが、無くなると復活することはできなくなり、ハートを高額で買うかギルドで別の仲間と入れ替えるしかなくなってしまう。
人間 (男 / 女)
アイテムを合わせて8個まで装備可能。「ちからのもと」「すばやさのもと」「HP200」などの成長用アイテムを使って成長させる。このため早い段階で能力値をMAXにすることも可能である。ただし魔力を上げることがほとんどできない。
エスパー (男 / 女)
アイテムを合わせて4個まで装備可能。これとは別に、特殊能力欄が4個ある。戦闘後の突然変異によりHP、ちから(こうげき)といったステータスが上がったり、特殊能力が変化する。これらは戦闘後に告知されないため、こまめにステータス画面で確認する必要がある。成長用アイテムは使えない。男女で成長しやすい能力が異なる。
モンスター
アイテムは一切装備できない。戦闘終了後に倒した敵が落とす肉を食べると別のモンスターに変身し、そのモンスターのステータスや能力に変わる。変身の結果、変身前よりパワーダウンすることもある。この「肉を食べて強くなる」というシステムもGB版Sa・Gaシリーズの大きな魅力であり、斬新なシステムと呼ばれる所以の一つである。勝利の時に流れるファンファーレが「Eat the meat」という楽曲名なのは、これに由来。高位のモンスターになるほど能力が高くなり、特殊能力も強力となっていく。
アイテム
アイテムは、一部のものを除いて回数制限があり、回数を使い果たしたら最後には無くなってしまう。エスパーやモンスターの特殊能力も同様だが、こちらは宿屋で休むことで残り使用回数が回復する。アイテムの詳細は外部サイトを参照。
武器
普通の武器
威力が力に依存する武器、素早さに依存する武器、魔力に依存する武器がある。基本的に攻撃範囲は敵1体。力系武器には属性を持った物もある。
銃火器
一定の範囲のダメージを与えるが、敵の防御の値に影響を受ける。敵の反撃能力を無効化する。武器により攻撃範囲は異なり、強力なものほど使用回数も少なくなる。弓矢から核爆弾まで幅広い。
魔法の本・杖
威力は魔力に依存。基本的に攻撃範囲は敵1グループ。属性を持っており、敵の弱点を突けば大きなダメージを与えられるが、耐久力を持つ属性の魔法ではダメージを与えられない。
格闘技
パンチ、キック、地獄車など。威力は素早さに依存するが、使い続けて、残り使用回数が少なくなればなるほど威力が上がる。
防具
盾を除く防具は、装備している限り効果があるため、使用回数制限は無く、戦闘中に使用もできない。
鎧、兜、小手、靴
各種類1つずつ装備可能。但し、全身鎧扱いの防具は、盾以外の他の防具との同時装備不可。
盾
盾のみ武器と同様戦闘中に使用することが出来る。また、武器と同様使用回数がある。端的に言えば、武器と同じ扱いと考えてよい。使用したターンには敵から受ける物理ダメージが半減し、物理攻撃をかわしやすくなる(WSC版では回避効果がないものの、素早さが一時的に上昇する)。また、盾によってはバリアを張って特定の特殊攻撃を防ぐものもある。
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