K―1ワールドMAX世界一決定トーナメント開幕戦(6月28日・日本武道館)の対戦カードが14日、都内で発表された。4年ぶりの世界王座奪回に燃える魔裟斗(28)=シルバーウルフ=は、総合格闘技のHERO’Sミドル級王者、J.Zカルバン(23)=ブラジル=との対戦が決定。10月3日の決勝戦大会(日本武道館)に進むベスト8は、開幕戦勝者7人とスーパーファイト2試合の勝者から1人が選出される。
魔裟斗の闘争心に火がついた。カルバンは向かい合うなり、Tシャツを脱ぎ捨て、肉体美を誇示。さらにピアスをつけた舌を出して挑発して来た。「すごい一発がありそう。ダウンされるかもしれないけど面白い試合の方がいいでしょう」と壮絶な打ち合いを覚悟した。
畑違いの総合格闘家相手だが、昨年10月9日のミドル級決勝での宇野薫戦を見て、拳を交えてみたい気にはなっていた。「パンチが上手で踏み込みが速い」。山本“KID”徳郁戦での不覚のダウン経験もあり油断はない。
カルバンが6月2日の「Dynamite!! 米国大会」に出場を立候補していると聞くと「けがされて試合が流れても困る。28日に合わせてほしい」と忠告。望むべくは真っ向勝負でのKO決着のみだ。
魔裟斗
身長173.8cm、体重70.0kg。血液型O型。日本人初のK-1 WORLD MAX世界王者。妻は女優・タレントの矢沢心。キックボクサーでありながら、ボクシングセンスにも定評がある。千葉県柏市出身。両親の都合で柏市から埼玉県新座市へ引っ越す。
10代の頃にボクシングジムに通っていた魔裟斗は、元々はパンチを武器とする典型的なインファイターであった。しかし、近年では、左右両方のパンチのコンビネーション・キック・ひざ蹴りなどの打撃を放つスタイルへと変わった。ディフェンステクニックで相手が放つ大振りなパンチをかわし、カウンターを合わせる。最も得意とするブローは相手の右を左でブロックし、即左フックを返すというものである。
元々はプロボクサーを志していたが、プロテスト受験を諦めてからはキックボクシングを志す。彼にとってボクシングとは若い頃の挫折の象徴であるためかボクシングを意識した発言を繰り返して独特なコンプレックスを窺わせている。しかし、それだけに若い頃からボクシングを経験したことでボクシング技術は他のキックボクサーやMAX参戦ファイターの中でも高いレベルにあり、ファイトスタイルはボクシング技術を重視したものになっている。
K-1 WORLD MAXにおいて主役級の扱いを受け、第一線で戦える唯一といっていいMAX日本人選手である魔裟斗は、海外の選手から研究され狙われる立場であり、2004年ごろから判定決着が極度に増えてきている。2004年は5戦5判定KO勝ちなし、2005年は3戦2判定1KO勝ち、2004〜2007年(4月現在)を合算すると、13戦で11判定勝ち2KO勝ち。魔裟斗本人のボクシング技術が向上し、高度なアウトボックスが可能になったことも一因と思える。

魔裟斗の闘争心に火がついた。カルバンは向かい合うなり、Tシャツを脱ぎ捨て、肉体美を誇示。さらにピアスをつけた舌を出して挑発して来た。「すごい一発がありそう。ダウンされるかもしれないけど面白い試合の方がいいでしょう」と壮絶な打ち合いを覚悟した。
畑違いの総合格闘家相手だが、昨年10月9日のミドル級決勝での宇野薫戦を見て、拳を交えてみたい気にはなっていた。「パンチが上手で踏み込みが速い」。山本“KID”徳郁戦での不覚のダウン経験もあり油断はない。
カルバンが6月2日の「Dynamite!! 米国大会」に出場を立候補していると聞くと「けがされて試合が流れても困る。28日に合わせてほしい」と忠告。望むべくは真っ向勝負でのKO決着のみだ。
魔裟斗
身長173.8cm、体重70.0kg。血液型O型。日本人初のK-1 WORLD MAX世界王者。妻は女優・タレントの矢沢心。キックボクサーでありながら、ボクシングセンスにも定評がある。千葉県柏市出身。両親の都合で柏市から埼玉県新座市へ引っ越す。
10代の頃にボクシングジムに通っていた魔裟斗は、元々はパンチを武器とする典型的なインファイターであった。しかし、近年では、左右両方のパンチのコンビネーション・キック・ひざ蹴りなどの打撃を放つスタイルへと変わった。ディフェンステクニックで相手が放つ大振りなパンチをかわし、カウンターを合わせる。最も得意とするブローは相手の右を左でブロックし、即左フックを返すというものである。
元々はプロボクサーを志していたが、プロテスト受験を諦めてからはキックボクシングを志す。彼にとってボクシングとは若い頃の挫折の象徴であるためかボクシングを意識した発言を繰り返して独特なコンプレックスを窺わせている。しかし、それだけに若い頃からボクシングを経験したことでボクシング技術は他のキックボクサーやMAX参戦ファイターの中でも高いレベルにあり、ファイトスタイルはボクシング技術を重視したものになっている。
K-1 WORLD MAXにおいて主役級の扱いを受け、第一線で戦える唯一といっていいMAX日本人選手である魔裟斗は、海外の選手から研究され狙われる立場であり、2004年ごろから判定決着が極度に増えてきている。2004年は5戦5判定KO勝ちなし、2005年は3戦2判定1KO勝ち、2004〜2007年(4月現在)を合算すると、13戦で11判定勝ち2KO勝ち。魔裟斗本人のボクシング技術が向上し、高度なアウトボックスが可能になったことも一因と思える。
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