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2025/04/22 03:45 |
山形県のホテルで一酸化炭素中毒
9日午後7時ごろ、山形県鶴岡市の「ホテル満光園」で、食事中の男性客が意識を失って倒れ、ホテルの従業員が119番した。同席していた男性客ら10人も体調不良を訴え、病院で手当てを受けた。

11人は一酸化炭素中毒とみられるが、いずれも命に別条はない。鶴岡署は炉端焼きで使った炭火が原因とみて、業務上過失傷害容疑で捜査。換気装置などを実況見分して調べている。

調べでは、11人のうち10人は30代から50代の男性で宮城県からの団体旅行客、1人はコンパニオンの女性。9日午後5時半ごろから約12畳の宴会場でいろりを囲んで食事をしていた。

ホテルによると、客らは炭火で魚介類を焼いて食べていた。女性従業員は「換気もしていたし、部屋の入り口の戸も開けていた。なぜこんなことになったのか」と不安げな様子で話した。

一酸化炭素中毒
一酸化炭素は酸素よりも約250倍も赤血球中のヘモグロビンと結合しやすい上、酸素分圧とオキシ・ヘモグロビン濃度との関係を変調させる。ヘモグロビンには4つの酸素結合部位が存在し、結合数が多いほど結合安定が安定になる。すなわち、末梢の酸素分圧が低い組織に運搬されると酸素の結合が乖離し始めるが、結合する酸素が減るほど乖離しやすくなる為、効率的末梢で酸素を放出する特性がある。ところが、4つある結合サイトのうち1つが一酸化炭素と結合したヘモグロビン(カルボニルヘモグロビン)は、他のサイトに結合した酸素も安定化し放出しにくくなるため、血液の酸素運搬能力が下がり、末梢で酸素分圧が極端に低下するることによる。

一酸化炭素は、特に酸欠状態でなくとも燃焼に伴い発生するが、炭鉱での爆発事故や地下空間などで換気が悪い場合に蓄積し、また一般家庭では、屋内での木炭コンロの使用、ガス湯沸かし器やストーブの不完全燃焼によって発生量が急激に増えることにより中毒症状を発症させる。 このため、大気汚染に係る環境基準については「1時間値の1日平均値が 10 ppm 以下であり、かつ、8時間平均値が 20 ppm 以下であること」とされ、また、労働安全衛生法に基づく事務所衛生基準規則では、事務所の室内における濃度について 50 ppm 以下(空気調和設備または機械換気設備のある事務所では 10 ppm 以下)とするよう定められている。

なお、かつて(1970年代まで)の都市ガスには一酸化炭素が含まれる石炭ガスが使われていたため、ガス漏れによる中毒事故やそれを利用した自殺が発生したが、現在は一部地域を除き天然ガスが主体のためそのようなことはなくなっている。このため近年では自動車の排気ガスや練炭を用いた自殺が多い。タバコの煙にも多量に含まれており、循環器系に多大な負担を及ぼす。

症状
1時間の暴露では、500ppmで症状が現れはじめ、1000ppmでは顕著な症状、1500ppmで死に至るとされている。一酸化炭素中毒を自覚するのは難しく、危険を察知できずに死に至る場合が多い。

軽症では、頭痛・耳鳴・めまい・嘔気などが出現するが、風邪の症状に似ているため一酸化炭素への対処が遅れる。すると、意識はあるが徐々に体の自由が利かなくなり、一酸化炭素中毒を疑う頃には また、高い濃度の一酸化炭素を吸った場合には、自覚症状を覚えることなく急速に昏睡に陥る。この場合、高濃度の一酸化炭素をそのまま吸い続ける悪循環に陥り、やがて呼吸や心機能が抑制されて死に至る。

ヘモグロビンは一酸化炭素と結合すると鮮紅色を呈するため、中毒患者はピンク色の「良い」顔色をしているように見える。近年の練炭自殺の増加も、この効果で「死体がキレイに見える・キレイに死ねる」と言われるためと見られるが、実際のその死体は、死の前後のわずかな時間に血色が良い様に見えるだけである。(また一酸化炭素中毒死という自殺の性質上、死後相当の時間が経過した状態で発見されるケースが多いため、その場合、経過時間なりの変質が起こるので決して遺体がキレイなまま残るわけではない。)

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2007/06/10 17:49 | 未分類

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