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2025/05/09 09:35 |
不細工・・・
人に対して用いると侮蔑となるが、病気や怪我により容姿が変形したものは含めないことが多い(ユニークフェイス)。嘲笑表現の一種であるが、その一方で容姿の美醜は時代や文化圏(見る側の価値観)によっても違ってくるので、客観的評価とは言いがたく、その範疇は極めて曖昧である。見た目の上での醜美を問う語ではあるが、目には見えない性格が醜いとして「性格ブス(ブサ)」といった語も見られる。

元は手工芸品などの「細工物」で技術的に劣るために細工が悪い様を指していたとみられるが、人の容姿に至っては粘土細工のように指で捏ねて形を変えることも出来ないため、これにコンプレックス(劣等コンプレックス)を抱く人も多い。日本では1980年代以降にコンプレックス産業として社会に定着した美容整形手術により身体改造に走るケースも良く聞かれる。ただ生き物の肉体を変形させるこれら施術では、必ずしも当人の望むようには形が変わらなかったり、施術が失敗してなお酷くなる事故もあるため、これに関するトラブルも見られる。

人間以外に対して適用する場合も有る。例えばペット等では見た目がスマートまたは優美では無いとか、または顔付きが特徴的だとか、模様が笑いを誘うなどといった具合である。ペットはしばしば愛玩動物ないしは「家庭内の道化」として、人を和ませるために飼育されるため、不細工な動物を好む人も見られる。

人を指して不細工と言う場合、蔑称であったり劣等感を抱かせる範疇の物とされるが、その一方でその人の個性の範疇として認識される場合もある。例えば現代の日本では太っている事は美意識にそぐわないという価値観が見られる一方で、所謂「デブタレ(太ったタレント・→内山信二)」というジャンルが存在し、それらの熱狂的支持層も存在する。

平均美人説(→美人)からすれば、不細工はかなり特徴が強い顔であると言え、とあるベテランセールスマンの弁に依れば、「一発で顔を客に覚えてもらえる」という。また女性に在っても「愛嬌がある」とこれを好む男性がいる(→ブスかわいい)などという話も聞かれる。不細工故に笑顔が引き立つ傾向も否定できないため、要は当人の気のありよう…なのかもしれない。(不細工にも様々なタイプがあるので一概にはいえないが、容姿の歪みやアクの強さを「異様」「醜い」と見るか「味」と見るかは多分に見る人の好みに依存している。)

なお過去に見られた著名な結婚詐欺師には、必ずしも容姿端麗眉目秀麗の範疇には含まれない、むしろ「不細工」の形容詞に相応しい容姿の者も少なからず居た。彼らが逮捕されると、それこそ警官が羨むような「金持ちで、容姿も悪く無い」あるいはむしろ「美人」と言える女性がが引っ切り無しに面会に来たり、保釈金の立て替えを申し出るケースもあったという。

価値観の変容
不細工はある意味で、その特徴をもって好まれる傾向が在る。若者言葉にみられる「キモ可愛い」などは、一般的価値観からしたら違和感を感じさせ、微妙におぞましげであったり、グロテスクであったりするものが、その狙ったような不自然さ、または不思議な個性故に「可愛い(好ましい)」と認識される。

これは従来の少女趣味的な商業製品の氾濫に対するアンチテーゼとも言え、これらのマスコットキャラクターグッズでは、不細工である程に持て囃される傾向も否定できない。狙って作られたブームでもあるため、人の面相における不細工とは意味が違うが、これらでは日本に於いて1990年代より様々なキャラクターグッズも登場、市場を賑わせている。(→ゆるキャラ、たれぱんだ)

このように価値観の変容は時代によっても起こっている。

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2007/06/08 13:25 | 未分類

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