藤子・F・不二雄さんの人気漫画「ドラえもん」の「最終話」と称して偽のストーリーを勝手に漫画化して販売していた男性が、発行元の小学館と藤子プロからの警告を受けて29日までに謝罪し、売上金の一部を同プロに支払った。
最終話は「電池切れで動かなくなったドラえもんが、35年後にロボット工学の研究者になったのび太によってよみがえる」というもの。このストーリーは1990年代からインターネットや口コミで広まっていた。
小学館総務局知的財産管理課の大亀哲郎課長によると、男性はネットなどの最終話をもとに「田嶋・T・安恵」の著者名で20ページの漫画冊子を作製。2005年秋からネットで販売したり秋葉原の書店に置くなどして、500円程度で昨年末までに約1万3000部を売った。
同社や藤子プロは昨年「重大な著作権侵害」として男性に警告、回収と断裁を要請。指摘を認めた男性は今月、「2度と同様の行為をしない」などとする誓約書を提出するとともに、藤子プロに売上金の一部を支払った。
ドラえもんに関する豆知識
コミック版(てんとう虫コミックス)とテレビ版(テレビ朝日系列)とでは机や窓の装飾、家の間取り等が変わっていたが、2005年度からスタートしたテレビ版ではほぼ同じである。
オリンピックなどのスポーツイベントになると、テレビ朝日の関係者に配られるピンバッジのデザインはドラえもんで、外国メディアとの交換が多いほど人気がある。
交通安全運動の一環でショートフィルム(防災アニメ)、「交通安全だよドラえもん」が2本製作されたことがある。パート1の内容は、のび太を追いかけていたジャイアンが交通事故に遭ってしまう。その後、パート2が製作され、交通ルールについて教える内容。主に交通安全指導の日に小学校などで上映された。
1994年、NEDOの広報用オリジナルアニメーションとして「ドラえもん のび太と未来ノート」が制作された。永らく幻のドラえもんアニメとして知られていたが、「ぼく、ドラえもん」の13号に「ドラえもんの誕生日特集」の記念DVDとして収録され現在では比較的容易に入手可能。
ドラえもんには最終回に相当する真正のエピソードが3本存在する。
理由
未完である『ドラえもん』に最終回が存在する理由の一つは、連載されていた学年誌は毎年3月で読者が進級して読まなくなる(1学年上の学年誌を読み始める)ため、当時『ドラえもん』が連載されていなかった『小学五年生』を新たに購読する事になる、『小学四年生』3月号読者への配慮であったと思われる。
実際に当時の他の学年誌連載作品でも、毎年4月号には新たに購読を始める新学年生のために『第1話的』な内容を書き、年度末の3月号には『最終回的』な内容の物語を掲載することが慣例的に行われていた。
当初はこのような事情もあって最終回を執筆した藤子であったが、後に『小学五年生』・『小学六年生』にも連載が拡大されたことや、単行本が発売されたこともあり、ドラえもんについてはこの趣旨に則って書かれた最終回は2本だけで、以後は3、4月号ともに通常のエピソードを掲載するようになった。
またこの結果、二本目の最終回を読んだ読者は、『小学六年生』からまた読めることになった(『小学五年生』購読の一年を空けて)。そのため『小学五年生』3月号で、ドラえもんがのび太の元へ帰ってくるという1ページ漫画が掲載された。
また、2006年9月1日の「ドラえもん誕生日SP」でも、ドラえもんが引退するかもしれないというストーリーが放送された。なおこの話は下に示すものとは違い、「ションボリ、ドラえもん」(TC24巻)と「ハツメイカーで大発明」(TC30巻)の2つを原作にしている。

最終話は「電池切れで動かなくなったドラえもんが、35年後にロボット工学の研究者になったのび太によってよみがえる」というもの。このストーリーは1990年代からインターネットや口コミで広まっていた。
小学館総務局知的財産管理課の大亀哲郎課長によると、男性はネットなどの最終話をもとに「田嶋・T・安恵」の著者名で20ページの漫画冊子を作製。2005年秋からネットで販売したり秋葉原の書店に置くなどして、500円程度で昨年末までに約1万3000部を売った。
同社や藤子プロは昨年「重大な著作権侵害」として男性に警告、回収と断裁を要請。指摘を認めた男性は今月、「2度と同様の行為をしない」などとする誓約書を提出するとともに、藤子プロに売上金の一部を支払った。
ドラえもんに関する豆知識
コミック版(てんとう虫コミックス)とテレビ版(テレビ朝日系列)とでは机や窓の装飾、家の間取り等が変わっていたが、2005年度からスタートしたテレビ版ではほぼ同じである。
オリンピックなどのスポーツイベントになると、テレビ朝日の関係者に配られるピンバッジのデザインはドラえもんで、外国メディアとの交換が多いほど人気がある。
交通安全運動の一環でショートフィルム(防災アニメ)、「交通安全だよドラえもん」が2本製作されたことがある。パート1の内容は、のび太を追いかけていたジャイアンが交通事故に遭ってしまう。その後、パート2が製作され、交通ルールについて教える内容。主に交通安全指導の日に小学校などで上映された。
1994年、NEDOの広報用オリジナルアニメーションとして「ドラえもん のび太と未来ノート」が制作された。永らく幻のドラえもんアニメとして知られていたが、「ぼく、ドラえもん」の13号に「ドラえもんの誕生日特集」の記念DVDとして収録され現在では比較的容易に入手可能。
ドラえもんには最終回に相当する真正のエピソードが3本存在する。
理由
未完である『ドラえもん』に最終回が存在する理由の一つは、連載されていた学年誌は毎年3月で読者が進級して読まなくなる(1学年上の学年誌を読み始める)ため、当時『ドラえもん』が連載されていなかった『小学五年生』を新たに購読する事になる、『小学四年生』3月号読者への配慮であったと思われる。
実際に当時の他の学年誌連載作品でも、毎年4月号には新たに購読を始める新学年生のために『第1話的』な内容を書き、年度末の3月号には『最終回的』な内容の物語を掲載することが慣例的に行われていた。
当初はこのような事情もあって最終回を執筆した藤子であったが、後に『小学五年生』・『小学六年生』にも連載が拡大されたことや、単行本が発売されたこともあり、ドラえもんについてはこの趣旨に則って書かれた最終回は2本だけで、以後は3、4月号ともに通常のエピソードを掲載するようになった。
またこの結果、二本目の最終回を読んだ読者は、『小学六年生』からまた読めることになった(『小学五年生』購読の一年を空けて)。そのため『小学五年生』3月号で、ドラえもんがのび太の元へ帰ってくるという1ページ漫画が掲載された。
また、2006年9月1日の「ドラえもん誕生日SP」でも、ドラえもんが引退するかもしれないというストーリーが放送された。なおこの話は下に示すものとは違い、「ションボリ、ドラえもん」(TC24巻)と「ハツメイカーで大発明」(TC30巻)の2つを原作にしている。
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