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慶応大は２６日、学生３４人がはしかに感染したため同日午後から６月１日まで、ほぼ全学の休講を決めた。６月２、３日の東京六大学野球春季リーグの早慶戦は実施する予定。

休講対象は三田（東京都港区）、日吉（横浜市港北区）、矢上（同）、湘南藤沢（神奈川県藤沢市）の４キャンパスの講義で、各キャンパスへの立ち入りを禁止する。影響を受ける学生は計約３万２０００人。

信濃町キャンパス（東京都新宿区）と大学院経営管理研究科（横浜市港北区）の講義は実施する。部活動は、検査を受けて抗体があることなどが確認できれば認める。

今春は関東地方を中心にはしかが流行。都内の大学ではこれまでに早稲田、明治、法政大などが休講になっている。

慶應義塾大学
慶應義塾は、福澤諭吉が江戸築地鉄砲洲（現在の東京都中央区明石町）に開いた蘭学塾に始まる。1868年、前年の1867年に購入しておいた芝新銭座（現在の港区浜松町）の有馬家控屋敷跡に移転、この年が慶應4年であったことから慶應義塾と改称する。なお「義塾」は英国の「public school」の訳語と言われている。

第二次世界大戦前には「三田の理財」とも称され、さらに「早稲田の政治、駿河台の法学、白山の哲学」などをも加えて総称されることもあり、伝統的に経済学部が有名である。三田会の存在や、その権勢を背景にした著名な実業家を多数輩出してきたことでも知られている。

慶應義塾大学の関係者の間では、公式なものではないが、「慶」と「應」に独自の略字が用いられることがある。慶および應は他の漢字に比べて画数が多いため、「けい」「おう」という読みが英語のアルファベットのKとOの発音に近いことに着目して、「广」の部分以外をKとOに置き換えた「广＋K」「广＋O」からなる造字で表記するもの。

2006年11月、共立薬科大学と合併する方向で協議に入ることが発表された。薬学部と大学院薬学研究科の新設を予定し、2008年までの実現を目指している。