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2025/06/09 06:21 |
不登校
広義には在籍の有無にかかわらず学校に登校しない状態のこと。日本の一般的な用法では、経済的理由や、病期による長期入院等を除いて、在籍していながら学校にある程度の期間登校していない状態のこと。別称で「登校拒否(とうこうきょひ)」とも言う。

ただし、不登校に関する論議や統計を行う場合は、学齢期でありながら、または就学を望んでいながら小学校・中学校・高等学校などに在籍していない非就学者についても、その存在を見落としてはならないとする意見もある。

文部科学省による公式な定義では、「不登校児童生徒」とは、「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しない、あるいはしたくともできない状況にあるため、年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を除いたもの」としている。

一般的に不登校が大きな問題とされるのは、小学校と中学校である。これは義務教育制度が、学齢日本人の全員出席を目指している制度であり、小中学校がその時期の就学先学校に当たるからである。

このため、一般的に学校側は不登校児童生徒に対して、再登校するように働きかける例が多い。また、義務教育の対象ではないものの、高校生にも不登校問題は存在し、学校にもよるが積極的なサポート態勢を取る例が多い(高校の場合は特定校に不登校生徒が集中しやすいため)。

不登校の定義は、立場や考え方によってさまざまに異なるが、日本社会では前述の文部科学省が提示している定義が一般的に用いられる。これによる2005年度の公式統計では、全国で約13万人、1.2%程度とされるが、これも定義の揺れに伴い少ないとも、多いともさまざまな意見がある。

不登校はかつていじめの増加によるものだ、という考えが蔓延したが、全ての不登校がいじめ被害に起因するものではないので、一面的であり、全ての事実を的確に述べているとは言いがたい。

また同様に、「不登校は病気である」という考えがあるが、現在の不登校の定義は身体的・精神的病気によるものを除外して考えることが大勢であり、治療の対象ではないとされる。しかし、病識のない精神疾患の可能性を考えれば、精神医学的アプローチを初めから否定するのは適切ではないとする見方もある。

さらに学校に行ける者でも、登校の際に心身症的症状としての腹痛やめまいなどが現れたり、登校しても保健室や各学校が用意した特別教室までで、自分の学級までは行けないなどの状態もある(俗に「保健室登校」などと呼ばれる)。そのような学校に対する不適応の現象も総称して、不登校という事もある。


佐々木正美著 佐々木ノート4 不登校とその予防
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2007/08/11 09:40 | 日記

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