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2025/04/20 10:50 |
バラバラ殺人、日本における事例
日本の刑法上、死体を分割することは死体損壊罪(3年以下の懲役)にあたる。もちろん、人を殺す行為によって殺人罪にも該当する。

すなわち、バラバラ殺人は殺人事件であるとともに死体損壊事件でもあり、警察の発表では「殺人・死体損壊事件」となる。

日本におけるバラバラ殺人の嚆矢は、1919年に発生した、いわゆる鈴弁殺し事件である。これは、東大農学部卒の農商務省技師が、株式投資の失敗による借金を返済するために外米商をバットで撲殺し、バラバラに切断してトランクに詰め、信濃川に流した事件で、犯人は後に死刑となった。

「バラバラ殺人」という言葉が使われた最初の事件は、1932年に発生した玉の井バラバラ殺人事件である。同事件の報道で初めてマスコミ(東京朝日新聞)によって用いられ、その語感から状況が想像しやすいことや、名称としてインパクトがあることから、以降も一般的に用いられるようになった。

1994年4月23日に東京都三鷹市の井の頭恩賜公園で起きた殺人事件は、被害者の身元隠しを徹底した点で特異であった。公園のゴミ箱から発見された遺体は、頭部と胴体がなく27個の部品に均一に切断され、指紋は削り取られ、血液も完全に抜かれていた。2006年現在、未解決事件となっている。

また1994年は、バラバラ殺人事件がこの井の頭公園事件の他に、福岡美容師バラバラ殺人事件など年間10数件と多発した。

害前に分割することはまれであり、殺害後に殺人の発覚を恐れ、死体の身元を隠すため・死体を運び易くしてこれを隠匿するために、死体を分割するケースが多い。また、バラバラ殺人の犯人は女性が圧倒的に多い(ただし、女性が潜在的にバラバラ殺人願望を抱いているわけではない)

作業には、大変な労力と時間を必要とするのは想像に難くないが、それにもかかわらず分割するのは、被害者の身元が判明すると、犯人が容易に想像されてしまうからだとする考え方もある。裏を返せば、死体の身元が判別できれば、犯人の特定・逮捕は容易ともいえる。

中には、相手に対する憎しみにより、死体をバラバラにすることもあるが(練馬一家5人殺害事件等)、極めて稀であり、前述したように自己保身のための選択が多い。また、食人のためや精神的興奮のために死体を分割するケースも、より稀であるが存在する。これらの場合、再犯を犯すことが多い。
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2007/09/14 13:22 | 日記

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