香港俳優のトニー・レオン(45)が、映画「傷だらけの男たち」(公開中)のPRのため、18日に緊急来日することが16日、分かった。
4日に行われたジャパンプレミアのときに来日する予定だったが、三国志の「赤壁の戦い」を描く「RED CLIFF(仮題)」の撮影のため急きょキャンセル。今回、日本でのヒットを記念して改めての来日が決定した。
19日にTOHOシネマズららぽーと横浜で午後2時の回の終了後、東京・日比谷みゆき座では3回目の終了後、4回目の開始前の2回舞台あいさつを行う。
トニー・レオン
英語教育を施す私立幼稚園から、小学校、中高一貫教育の学校へと進学。10歳で両親が離婚、母子家庭に育つ。中高一貫教育の地利亞修女紀念学校を飛び級で卒業後、進学を断念して数々の仕事を経験。同い年のチャウ・シンチー(周星馳)に誘われ、香港最大手のテレビ局TVBの俳優養成所を受験して合格。養成所時代から容貌と演技力を買われ、児童向け番組の司会を経て、金庸の人気武侠小説を原作とした時代劇『鹿鼎記(ろくていき)』や警察官の青春を描いた『新紮師兄』(新米警官)などのヒットドラマに出演。繊細で心優しい青年役もコメディーも演じられるお茶の間のアイドルとして人気を集め、一年先輩のアンディ・ラウ(劉徳華)と並んでテレビスターとして一世を風靡した。
1983年頃より映画界に転身。映画俳優としてのブレイクスルーとなった作品は、1992年ジョン・ウー(呉宇森)監督作でチョウ・ユンファ(周潤發)と共演した『ハード・ボイルド 新・男たちの挽歌』であると一般にいわれている。
台湾のホウ・シャオシェン(侯孝賢)監督の映画『悲情城市』(1989年)では、二・二八事件によって家族が崩壊してゆくありさまとインテリ青年らの逮捕・投獄・処刑を目撃し時代の荒波に身をさらしてゆく聾唖の主人公を演じ、この作品がヴェネチア国際映画祭金獅子賞を受賞、またレオン自身も俳優として国際的な注目を集めた。2000年に『花様年華』で香港人として初めてカンヌ国際映画祭で主演男優賞を受賞、国際的にも高い評価を獲得するに至っている。
スタンリー・クワン(關錦鵬)監督の紹介で知り合ったウォン・カーウァイ(王家衛)監督にたびたび抜擢され、同監督の作品では、『欲望の翼』(1990年)、台湾映画賞の金馬奨で主演男優賞を受賞した『恋する惑星』(1994年)、『ブエノスアイレス』(1997年)などがあり、これらの作品は女性を中心として日本でも注目を集め、国際的に高い評価を得ている。2004年には五年越しでようやく完成したカーウァイ監督作品『2046』(2004年)に実質主演。木村拓哉や、コン・リー(鞏俐)、フェイ・ウォン(王菲)、チャン・ツィイー(章子怡)らとの共演が注目された。
近年のヒット作にはチャン・イーモウ(張藝謀)監督の『HERO 英雄』(2002年)、アンドリュー・ラウ(劉偉強)監督の『インファナル・アフェア』(2002年)などがある。2006年7月現在、金城武と共演の『傷城/Confession of Pain』を撮影中。アン・リー(李安)監督の『色・戒』やジョン・ウー(呉宇森)監督が『三国志演義』の一部を映像化しようと企画中の『赤壁』などにも出演者候補として名前が挙げられている。
ほかの出演作では、『ワイルド・ブリッド』のジョン・ウー(呉宇森)監督、ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞と国際評論家賞を受賞した『シクロ』のベトナム系フランス人トラン・アン・ユン(Tran Anh Hung)監督らからも高く評価され、香港だけでなく中国の名作、話題作、大作に出演。香港、台湾、中国、ベトナム、韓国、そして日本など、東アジアで厚いファン層から人気を集めている。また中国語圏では80年代と90年代の二度に渡り、歌手としても活躍したことがある。

4日に行われたジャパンプレミアのときに来日する予定だったが、三国志の「赤壁の戦い」を描く「RED CLIFF(仮題)」の撮影のため急きょキャンセル。今回、日本でのヒットを記念して改めての来日が決定した。
19日にTOHOシネマズららぽーと横浜で午後2時の回の終了後、東京・日比谷みゆき座では3回目の終了後、4回目の開始前の2回舞台あいさつを行う。
トニー・レオン
英語教育を施す私立幼稚園から、小学校、中高一貫教育の学校へと進学。10歳で両親が離婚、母子家庭に育つ。中高一貫教育の地利亞修女紀念学校を飛び級で卒業後、進学を断念して数々の仕事を経験。同い年のチャウ・シンチー(周星馳)に誘われ、香港最大手のテレビ局TVBの俳優養成所を受験して合格。養成所時代から容貌と演技力を買われ、児童向け番組の司会を経て、金庸の人気武侠小説を原作とした時代劇『鹿鼎記(ろくていき)』や警察官の青春を描いた『新紮師兄』(新米警官)などのヒットドラマに出演。繊細で心優しい青年役もコメディーも演じられるお茶の間のアイドルとして人気を集め、一年先輩のアンディ・ラウ(劉徳華)と並んでテレビスターとして一世を風靡した。
1983年頃より映画界に転身。映画俳優としてのブレイクスルーとなった作品は、1992年ジョン・ウー(呉宇森)監督作でチョウ・ユンファ(周潤發)と共演した『ハード・ボイルド 新・男たちの挽歌』であると一般にいわれている。
台湾のホウ・シャオシェン(侯孝賢)監督の映画『悲情城市』(1989年)では、二・二八事件によって家族が崩壊してゆくありさまとインテリ青年らの逮捕・投獄・処刑を目撃し時代の荒波に身をさらしてゆく聾唖の主人公を演じ、この作品がヴェネチア国際映画祭金獅子賞を受賞、またレオン自身も俳優として国際的な注目を集めた。2000年に『花様年華』で香港人として初めてカンヌ国際映画祭で主演男優賞を受賞、国際的にも高い評価を獲得するに至っている。
スタンリー・クワン(關錦鵬)監督の紹介で知り合ったウォン・カーウァイ(王家衛)監督にたびたび抜擢され、同監督の作品では、『欲望の翼』(1990年)、台湾映画賞の金馬奨で主演男優賞を受賞した『恋する惑星』(1994年)、『ブエノスアイレス』(1997年)などがあり、これらの作品は女性を中心として日本でも注目を集め、国際的に高い評価を得ている。2004年には五年越しでようやく完成したカーウァイ監督作品『2046』(2004年)に実質主演。木村拓哉や、コン・リー(鞏俐)、フェイ・ウォン(王菲)、チャン・ツィイー(章子怡)らとの共演が注目された。
近年のヒット作にはチャン・イーモウ(張藝謀)監督の『HERO 英雄』(2002年)、アンドリュー・ラウ(劉偉強)監督の『インファナル・アフェア』(2002年)などがある。2006年7月現在、金城武と共演の『傷城/Confession of Pain』を撮影中。アン・リー(李安)監督の『色・戒』やジョン・ウー(呉宇森)監督が『三国志演義』の一部を映像化しようと企画中の『赤壁』などにも出演者候補として名前が挙げられている。
ほかの出演作では、『ワイルド・ブリッド』のジョン・ウー(呉宇森)監督、ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞と国際評論家賞を受賞した『シクロ』のベトナム系フランス人トラン・アン・ユン(Tran Anh Hung)監督らからも高く評価され、香港だけでなく中国の名作、話題作、大作に出演。香港、台湾、中国、ベトナム、韓国、そして日本など、東アジアで厚いファン層から人気を集めている。また中国語圏では80年代と90年代の二度に渡り、歌手としても活躍したことがある。

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